ご無沙汰しておりました。
この夏は、仕事や育児、町会行事(大変ありがたいことに落選した私を理事にしていただきました)のほかに、市内で実施された小学生向け「サマースクール」のボランティアに参加しました。
この「サマースクール」は、市内にお住まいの方が、夏休み期間中に友達の家でゲームをするしかない子供達の現状を憂い、学んで遊べる居場所を提供しようと、昨年からボランティアで始められたものです。
お盆期間を除く10日間の朝8時30分から12時30分まで、参加した小学1年生から6年生の子供達は、大人に見守られながらの勉強や、工作・実験などの学習、集団遊びや自由遊びなどをすることができます。
学童に入っていない(or入れない)子供達だけでなく、その保護者の方々にとっても、ありがたい事業だと思います。
今回私がスタッフとして参加させていただいたきっかけは、市内で児童福祉関係のボランティアをされている方からお声掛けを頂いたことなのですが、私としても、小学生の(個々人ではなく)集団を相手に教えたり遊んだりという経験をしてみたいという思いをかねてから抱いていたので、仕事の都合がついた2日間だけ参加させていただきました。
光栄なことに2日間ともメインの先生役を任され、折り紙や理科の実験などを(子供達の協力も得ながら)なんとかこなすことができました。
嬉しかったのは、1回目の参加から10日間ほど空けた2回目の参加ときに、子供たちが「真木先生」や「折り紙の先生」と覚えていてくれたことです。
私は特に先生ぶらずに振る舞っていたのですが、子供達が自然と私の元に集まって来てくれたのを見て、もしかしたら、娘ができたせいで私のからだに子供の匂いが付いたのかもしれないと思いました(笑)
また、集団遊びでは、学年の違いや性格の違いによってまとめるのが大変なところもあったのですが、いろんな意味でやっぱり子供達は素直だと感じました。(と同時に、素直さを失った一部の大人を思って嘆きました)
サマースクールの途中では、近くにある美女木小学校の校長先生が見学に来られ、子供達と一緒にドミノで遊んでくださいました。その光景を見ながら、小学校の先生方の原点はこういうところにあるんだと実感しました。
なお、このサマースクールは、美女木にある向田町会(イオンのバイパスを越えた辺り)の町会会館で開催されました。向田町会からは、会館だけでなくコピー機等も無料で提供していただき、子供会に加入していない子供達も受け入れてくださったとのことです。また、戸田市からは運営費の一部の助成を受けているとのことです。
一見、昔ながらの事業のようですが、「子供たちの居場所づくり」「共働きでない家庭への育児支援」「町会会館の有効活用」「地域人材の活用」という観点で見れば、先進的とも言えます。
このような事業が地域の子供達を想う多くの方々によって支えられているのはとても素晴らしいく、また、そのような場に参加させていただく機会を頂けて本当にありがたかったです。