「仕事ができる人」が持っている能力 ~OECD「Education 2030」~

教育]2015年12月11日(金)

昨日は、OECDと文科省が主催する「Education 2030 ~21世紀コンピテンシー~」に参加しました。

 

現在の教育によって身に付けられる能力と社会で必要とされる能力とにギャップが生じており、また、今後のロボット技術の発達によって、人間によるルーティンワークの大半が不要となることが予想されているなか、「新しい教育」は日本だけでなく各国共通のテーマとなっています。

 

知識の活用力や批判的思考力、コミュニケーション力など、それらの能力をまとめた言葉として、「21世紀コンピテンシー」または「21世紀型スキル」「新しい学力」など、呼び名や定義は様々ありますが、それらは要するに、みなさんのイメージする「仕事ができる人(≠勉強ができる人)」が持っている能力のことです。

 

今回のセミナーでは、OECDや文科省、各国の教育省による講演の後、参加者によるグループセッションを行いました。

 

「仕事ができる人」が持っている能力については、おそらく多くの方の認識が共通するところなのですが、学校でその能力をどのように育てどのように評価するかについては、いまだに決定的な方法は見出されていないようです。

つまり、黎明期にあるということです。

 

現在、戸田市の教育委員会は、教育機関や民間企業と連携しながら最先端の教育手法をどんどん取り入れて試行錯誤していますが、いまの状況においては、そのような取り組みを果敢に行っていき、戸田市の理想とする教育の実現に向けて検証と改善を繰り返していくことが、唯一かつ最善の方法なのだと思いました。

 

 

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