傍聴している側も議論に参加したくなる「教育委員会定例会」

教育]2015年8月19日(水)

このところ日程が合わずに傍聴できなかった「教育委員会定例会」を、今回ようやく傍聴できました。

 

今年度から教育委員会が新しい体制となり、毎月開催の「定例会」が大きく生まれ変わっていました。期待以上です。

 

具体的には、


(昔)事務局側から提出された議案だけを扱う受け身の定例会
(今)教育委員側が提案するテーマ(いじめ、学力テスト、ICT教育 etc.)も扱う主体的な定例会


(昔)教育委員からの質問があっても単発で終わる定例会
(今)教育委員からの質問が議論に発展する定例会


別の表現をすると、「傍聴している側も議論に参加したくなる定例会」です。


このような活発な定例会が恒常化することで、教育委員会が形式的なものから実効的なものに変わり、ようやく本来の機能が果たせるのだと思います。


今回の定例会では、特に「ICT教育」についての議論が白熱しました。


委員の方からは、


●ICTは単なるツールであり、本来は教師が独自の教材を開発して勝負すべきことを確認すべき。
●戸田市がICT教育を打ち出しているのであれば、徹底的に活用しないと税金を払っている市民に申し訳が立たない。
●ICT教材を、知識をチェックするだけのものから、対話型のものにしていくべき。
●家庭でのICT教材の使い方をお母さん方にきちんと周知しないと、生徒には拡がらない。
●生徒のスマホ保有率が高いことをマイナスに捉えず、それを逆手にとって活用することを考えてはどうか。


などの参考にすべき意見が出されました。


次回の教育委員会定例会は、9月24日(木)午前9時30分に市役所3階の教育委員会室で開催されます。
そこでは、教育委員からの提案により、現在戸田市が策定中の「第3次戸田市教育振興計画」についての議論もされる予定です。


【参考】戸田市教育委員会 会議開催予定 会議録及び資料

 

 

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