全国学力テストの戸田市の結果

教育]2014年10月29日(水)

今年度の全国学力テストについて、戸田市の分析結果が公表されました

 
簡単にまとめると、
「小6は家や塾で勉強をしていて成績もそこそこ良いが、中3はスマホやネットをして宿題をやらないために成績が思わしくない。」
となります。


《戸田市の学力について》
私が作成したグラフを見ていただくとわかる通り、(昨年の小6国語が飛び抜けていたことを除けば)「概ね変化なし」です。
ただし、戸田市の弱点である中3数学に、いくらか改善の傾向が見られます。


《戸田市の生活態度について》
日頃の生活態度の回答で目立つものは以下です。


・小6「学校以外で勉強を2時間以上しているか?」
戸田市32.7%、埼玉県27.1%、全国25.8%

 

・中3「家で学校の宿題をしているか?」
戸田市82.9%、埼玉県85.8%、全国88.2%

 

・中3「スマホやネットを2時間以上しているか?」
戸田市39.8%、埼玉県34.4%、全国32.7%

 

《戸田市の分析について》
●昨年12月議会の一般質問において、テスト結果のさらなる分析を求めましたが、今年度から「項目ごとの講評が付いたこと」「戸田市学力向上プランや各校の取り組みが公表されたこと」は良いことだと思います。

 

●しかし、分析自体はまだまだ足りないように思います。項目ごとの講評が通り一遍ですし、そもそも経年変化や正答率分布の分析が行われおりません。
経年分析の必要性は自明ですが、正答率分布は生徒間の学力格差の傾向を表します。正答率分布が分からないと、仮に戸田市の正答率が上がったとしても、それは、トップ層が頑張ったおかげなのか、それとも全体が底上げされたからなのかが分かりません。
今後の取り組みに期待します。

 

 

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