貧困の連鎖から子供達を救うために、国が立ち上げたのが「子供の未来応援プロジェクト」です。
企業や個人などから「子供未来応援基金」への寄付を募り、それを元に、貧困対策事業を行うNPOへのサポートや地域への拠点作りを行うプロジェクトです。
今月1日の開始以来、私はしばらく様子を見ていましたが、19日間で約150万円しか集まっていないということで、政府が基金への寄付を呼びかける方針を決めたということです。
この事業に対して、政治の怠慢、つまり子供の貧困対策はすべて税金で賄うべきだという批判もあり、確かに一理あるとは思いますが、私は日本に寄付の文化が根付いてほしいとも考えているので、これはこれで良い事業だと評価しています。
日本で寄付の文化が根付かない理由については、寄付大国であるアメリカの教会のような慈善団体が身近には無いことなどが影響しているのかもしれませんし、もしくは何かしらの国民性の違いがあるのかもしれません。
私は、自分の持っているお金を、「自分のもの」というよりは「一時的に自分にあるもの」くらいに捉えているので、苦しい生活をしていない限り、生活に困らない程度のお金を寄付して困っている人を助ける(そして困っているときに助けてもらう)ことは、みんなにとって良いことだと考えています。
そこで今後、日本に寄付の文化が根付くためには、「寄付することが普通のこと」になることが必要だと私は考えています。
一つの方法として、日本で少しずつ広がっている「フィランソロピ―教育(社会貢献教育)」というものがあります。
例えば、子供の成績を伸ばすために、読んだ本の冊数に応じてご褒美をあげることが有効であることは実験で証明されているのですが、フィランソロピ―教育では、読んだ本の冊数に応じた額を親が慈善団体に寄付します。
子供にとっての読書の動機を、「自分がご褒美をもらう」ことではなく「困ってる人を助ける」ことにすることで、社会貢献教育と成績向上とを果たすわけです。
もう一つの方法として、「寄付したことを公表すること」も、寄付の文化を根付かせるために有効ではないかと思います。
ランドセルを孤児院に匿名で贈るタイガーマスクなど、日本人の奥ゆかしさには、それはそれで美しさはあるのですが、逆に、「俺は◎◎に△△円寄付したよ」という会話や、著名人による公表が日常になれば、寄付はもっと広がると思います。
という考えのもと、私は今後、寄付をしたときはこちらですべて公表することにします。(公表したいがための長い前置きだったわけではありません笑)
私は、「子供の未来応援プロジェクト」に5,000円を寄付しました。
貧困の流れからなかなか抜け出せない子供達を支援したい方で、当面のお金に困っていない方は、ぜひ寄付をしましょう。
以下のサイトを通して、クレジットカードか銀行振込で1,000円から寄付が可能です!(※もちろん、その他の方法による支援でも構いません。)
◎子供の未来応援プロジェクト
http://www.kodomohinkon.go.jp/
◎楽しんでフィランソロピー 次世代教育(日本経済新聞) ※無料会員登録が必要
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO92751070T11C15A0NZBP00/
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