ふるさと納税返礼品に3つの提案 ~H28.9 委員会審査②~

行財政改革, 産業振興]2016年10月15日(土)

9月議会の市民生活常任委員会審査の報告その②です。

 

テーマは、「ふるさと納税」です。

 

戸田市では、本年12月1日から、ふるさと納税者に対する返礼品を用意するため、その経費(H28.12~H29.3分)である約280万円が補正予算案として9月議会に上程されました。

 

これに関し、委員会審査において、以下のやり取りがありました。

 

執行部からの説明

 

ここのところ、戸田市民の他自治体へのふるさと納税が急増しており、それによって、戸田市に収められるはずの所得税と住民税の控除額が、平成27年の1年間で「8000万円」に達している。(平成26年分は2000万円程度)

 

一方で、戸田市へのふるさと納税額は、平成27年の1年間で(イレギュラーの分を除き)「50万円」しかない。

 

戸田市へのふるさと納税額を増やすために、本年12月から返礼品を用意したい。

 

他委員からの質問とそれに対する答弁(※抜粋)

 

Q. 経費約280万年の詳細は?

 

A. 平成28年12月~平成29年3月までの4か月のふるさと納税額として、県内自治体の平均である「353件・424万円」を想定している。経費は、ふるさと納税サイト業者へ支払う手数料(12%)と返礼品の商品代および送料。

 

Q. ふるさと納税サイト業者は?

 

A. 一番有名な「ふるさとチョイス」は、9割の自治体が参入している競争率の高いサイトであるため、戸田市ではソフトバンク系列の「さとふる」の利用を検討している。

 

Q. 返礼品の価値の目安は?

 

A. ふるさと納税額の4割程度の価値の返礼品を想定している。この割合は全国平均。

 

Q. 来年度の当初予算ではなく、補正予算として年度途中から実施する理由は?

 

A. ふるさと納税は年末に集中する(11月は年間の15%、12月は年間の35%)ため、それに間に合わせたい。

 

私からの質問とそれに対する答弁

 

Q. ふるさと納税の主旨は「地域振興」であり、首都圏に近い戸田市としては、控除額が納税額を上回ることは、日本全体として見れば望ましいことと捉えることもできるが、執行部の考えは?

 

A. 「①地域振興」の主旨は理解しているが、戸田市としては、控除額と同額の納税額を集めることを目標とする。

 

Q. 返礼品の商品は?

 

A. 当面は、戸田市優良推奨品やボート関係を中心に考えている。

 

Q. 返礼品の過熱が問題となっている。返礼品を豪華にして多額のふるさと納税を集めても、恩恵を受けるのは特定の地元業者であったり、地元住人がその商品を手に入れられなくなったりという事例がある。それを踏まえ、「①幅広い品揃え」「②市長との2ショット撮影(←とっさに思い付いただけの一例です笑)などのお金のかからないもの」「③障害福祉施設で作られる品物」を返礼品として検討してはどうか?

 

A. 検討する。

 

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われながら、返礼品の候補として良い提案ができたのではないかと思います。
なお、昨日には、戸田市公式サイトにおいて返礼品協力事業者の募集が始まりましたので、まず、「①幅広い品揃え」に関しては充実していくものと思われます。

 

ふるさと納税返礼品協力事業者を募集します!!(戸田市公式サイト)

 

※掲載画像は「さとふる」より引用

 

 

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