[生活と環境]2015年4月20日(月)
写真は、戸田市の市民農園「土に親しむ広場」とその区画図です。
「土に親しむ広場」は、毎年2月に広報戸田市で利用者を募集し、(高倍率の抽選に)当選した市民の方は、1区画(約15平方メートル)を年額6,000円で最長3年間利用できます。
私は、土に親しむ広場について、市民生活常任委員会に所属したことで初めて取り扱ったので、委員会では基本的なことを中心に質疑を行いました。
質疑とそれに対する担当課の答弁を、以下に記します。
Q. 土に親しむ広場の数は?
A. 市内14か所に632区画。
Q. 広場用地の確保は?
A. 市有地を利用した1か所(中町)を除く13か所については、土地所有者に提供してもらっている。土地所有者には、固定資産税の減免というメリットがある。
Q. 固定資産税の減免の年間総額は?
A. 1132万2千円。(※広場の運営経費は年間137万円)
Q. 近年の広場数の増減は?
A. 微減傾向。H26年に1か所(24区画)開園した一方で、平成27年に2か所(105区画)を土地所有者に返還した。
Q. 返還の理由は?
A. 相続などに際して、所有者から返還を求められた。
Q. 【他委員による質疑】土に触れあえる素晴らしい事業であり、市民からも好評である。広場が無くなってしまわないよう、広場のための市有地を確保してはどうか?
A. 今後、市有地確保に向けて色々な手法を検討していく。
Q. 昨年に、他議員の一般質問において「農作物の窃盗被害が多いことから、防犯カメラを設置してはどうか」との提言があったが、検討の進捗は?
A. 最近は盗難被害はないので、カメラ設置に関して具体的な検討は行っていない。
※戸田市公式サイト「土に親しむ広場」
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[生活と環境]2015年3月22日(日)
市内の街路樹などの維持管理には、年間で「約5800万円」が掛かっています。
樹木には寿命があります。例えば、市内に多く植えられているであろう「ソメイヨシノ」は、植樹場所の環境や維持管理の仕方にもよりますが、多くは50年前後で衰弱します。
老朽化した街路樹は強風などの際に倒木する危険性が高く、仮に通行人やクルマ等に被害があれば、市の管理責任が問われます。
私は、市内の街路樹について、「樹木の種類と年齢、平均的な寿命」「植樹場所」などをきちんと把握し、行き当たりばったりでなく、長期的視点に立った維持管理や植替えが必要ではないかと考え、委員会において提言を行いました。
担当課からは、「道路課と協議して、〈街路樹台帳〉を早急に整備しなければならないと認識している。」との積極的な答弁がありました。
これは、戸田市が近年進めている「公共施設ファシリティマネジメント」と同様の観点に立ったもので、いわば「街路樹版ファシリティマネジメント」と言えるものです。
(※掲載した写真は、さくら川遊歩道です。戸田市のオープンデータ画像を利用しました。)
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[生活と環境]2015年3月19日(木)
6月1日からJR3駅周辺で開始される路上喫煙対策事業です。
予算額は、諸経費を含めて「約916万円」です。
路上喫煙が制限される「喫煙制限区域(※地図の青枠内)」と、啓発員による見回りが行われる「巡回啓発エリア(※地図の赤枠内)」が指定されます。
巡回啓発は、通勤時間を中心に一日6時間、今後最低3年間は行うとのことです。
巡回啓発エリアは今後の状況により柔軟に変更可能とのことでしたので、私からは「戸田駅東口の巡回啓発エリアに、小さい子供の多いカトレア幼稚園周辺を含めるべき。今後の注視を。」と意見しました。
他の委員からは、「戸田公園駅前のファミリーマートの喫煙所など、喫煙制限区域内の私有地にある喫煙所にも制限を依頼すべきでは。」との意見があり、担当課からは「今後検討していかねばならない。」との答弁がありました。
また、JR3駅周辺にある従来の指定喫煙場所(※地図の赤丸)に変更はありませんが、「今回の喫煙制限区域の指定に合わせて、指定喫煙場所の回りにラインをきちんと引くべき。」との意見があり、「既にラインを引いている場所もあるが、見直す。」との答弁がありました。
他にも、「毎年約10億円のたばこ税の歳入に貢献している喫煙者にとっての環境改善も必要。JTからの協力を得て、指定喫煙場所に屋根を設置してはどうか。」との意見があり、担当課からは「構造物の転倒などの危険性から、道路管理者は屋根の設置を嫌がるのでは。」との答弁がありました。
私からは、屋根ではなく「衝立」であれば、都内などに事例がたくさんあり、衝立は喫煙者にとっても非喫煙者にとってもありがたいので、是非研究を行って欲しい旨を伝えました。
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[生活と環境]2015年3月16日(月)
写真は、昨年末に「530運動」に参加したときの模様です。
この暗渠(あんきょ=蓋をされた水路)の茂みには、大きなゴミや怪しいゴミが色々と捨てられているので、町会の方々に拾ったゴミの量をアピールしたい真木夫妻にとっては格好の530運動スポットです。
本題ですが、この暗渠の茂みは、市が業者に委託して年4回除草しています。その委託料は、毎年「約2000万円」です。
そこで、委員会において私は、「(例えば駐車場のように)砂利や防草砂を敷き詰めて、そもそも草が生えないようにしてはどうか。」と質問しました。
論拠として、「草が生い茂っていることがゴミの投棄を招き、景観や環境に悪いこと」および「除草を行っているということはすなわち、この暗渠に緑化の効果は期待していない」ことを挙げましたが、もちろん一番は歳出削減のためです。
答弁は「その対応にお金が掛かるのではないか」というものでしたが、私からは、是非研究を行って欲しい旨を要望しました。
除草のために今後も毎年2000万円の費用が継続して掛かるわけですが、2000万円もあったら、子育てや教育、安全のために実施できる事業はたくさんあります。
今回の砂利敷きについては、もしかしたら議論が尽くされているかもしれませんが、今後も予算審議にあたっては、市民の方々のご意見を反映させることに留まらず、「省けるお金は無いか」という観点も持ち続けたいと思います。
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[生活と環境]2015年3月12日(木)
本日、市民生活常任委員会の予算審議(1日目)が開かれました。
次年度の事業のうち、多くの委員から質問が集中した「プレミアム付商品券」や、私が地域の複数の方からご意見を頂いており委員会で深く問い質した「浄化槽の点検」については、分量が多くなるため後日ご報告いたします。
本日は、「環境パトロール」についてです。
これまで、不法投棄を監視するために週6日市内を巡回していたクルマにスピーカーを取り付け、環境保全に関する啓発音声を流すというもので、いわば「青色防犯パトロール」の環境版です。
啓発音声の内容については検討中とのことでしたので、私からは、「路上喫煙やゴミのポイ捨だけでなく、ペット排泄物放置に関する啓発音声を流すこと」や「地域や時間帯に応じて、啓発内容を柔軟に切り替えること」を要望しました。
また、実は、以前の担当課との話し合いの中で、「通り一遍の啓発文言ではなく、音声を聴いた人の自制心を促すような直接的な啓発文言にすること」を提案しています。
こちらでも何度かご報告した通り、「ペットの排泄物放置」については、啓発看板や路面シールなどの対応を担当課に行っていただいておりますが、次年度からはそこに「環境パトロール」による啓発も加わります。
新たに掛かる予算はスピーカーと音声再生機器の費用のみですが、その効果は工夫次第で大きなものになると思います。
今後の動向を注視していきたいと思います。
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