[まちづくり]2015年1月21日(水)
本日の夜は、「第6回 協働会議」が開かれ、前回に出た提案である「町会会館を拠点とした地域のつながり作り」について掘り下げて協議しました。
その中で、現役の町会長から、町会会館の使われ方の歴史について初めて伺うことができ、町会館が現在の立ち位置となったことにも、経緯があることを知りました。
とはいえ、町会会館には、「それぞれの地域の市民にとって、すべて歩いて数分の場所にある」という、他の公共施設には代えがたい魅力があります。
議論から生まれた、「例えば平日の午前中などを市が借り上げ、子育て世代に提供する」という案には、町会館にとっての賃借料確保というメリットと、子育て世代への居場所の提供というメリットがあります。
唯一、市の財政負担という懸念事項がありますが、町会館を半日借りるとして2000円程度とのことなので、仮に毎週の月曜日・水曜日・金曜日の半日を借りる場合でも、(1町会会館当り)年間で30万円も掛かりません。
あとは、子供の見守り要員を確保し(これも大きな課題ですが)、管理責任を明確にしさえすれば、「地域のつながり作り」という大きな期待を叶える、有力な方策となるのではないかと思います。
先日の講演で、ファシリティマネジメントとは、サービスという視点から既存施設の活用を考えるものであることを学びました。
もちろん町会の方々のご理解が必要ではありますが、すべての市民にとって身近な場所にある町会会館は、それを活用させていただくことを真剣に検討する価値があると考えます。
そして何より、多くの地域の方々が日常的に町会会館に集う光景を想像すると、そこには夢がある感じます。
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[まちづくり, 行財政改革]2015年1月19日(月)
本日午前は、「公共施設ファシリティマネジメント 講演会」に参加しました。
ファシリティマネジメントとは、公共施設に関して、行き当たりばったりの維持修繕でなく、長期的な計画のもとでの維持修繕を行うことで、コストの削減や平準化を図るものです。
今回の講演会で勉強になったのは、「ハコモノではなくサービスを議論する」という考え方です。
●ハコモノを統合したり運営を民間委託するにしても、むやみに「コスト削減」を優先するのではなく、「これからの50年間で本当に必要なサービス」を柔軟に捉え直していくことからスタートする。
●これまでの50年間の公共施設やサービスは、当時の行政・議会・住民が良かれと思って設置運営してきたものであるが、これからの50年間を考えたときに「ムダ・ムリ・ムラ」があるのであれば、すぐに無くすべき。
●ただし、その施設の使用者市民だけでなく、サイレントマジョリティである負担者市民を含めた「全体市民」で議論していくことが必要。
というものです。
市の職員さんも多く聴講していました。
これからの行政には、(現状では負担者市民である)サイレントマジョリティの方たちの潜在的なニーズにも目を向けた、複眼的な捉え方での公共施設運営を考えていって欲しいと思います。
コストを抑えながらも、「より多く」の市民福祉向上を果たすことができれば、それは大変素晴らしいことだと思います。
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[まちづくり]2015年1月16日(金)
本日は、私が2年間所属している文教建設常任委員会として最後の行政視察を行い、浦安市立中央図書館に伺いました。
また今回は、委員会だけでなく、戸田市立図書館の館長と職員さんと一緒に視察を行いました。
委員会では、この2年間で9つの図書館(視察順に、小布施町、小郡市、伊万里市、武雄市、札幌市、剣淵町、石狩市、北区、浦安市)を視察させていただきましたが、今回伺った浦安市立中央図書館は、そのなかでも個人的にトップ3に入ると感じます。
(1位は伊万里市、2位タイは 石狩市と浦安市)
上位3館に共通しているのは、「あったかい雰囲気」「一日中図書館に居ようと思わせる」「本との出会いを期待してワクワクする」ということです。
それらを実現するためには、資料購入費の確保や司書資格を持った正規職員の配置などを含め、様々な取り組みが必要となりますが、それは結局のところ「市として図書館をどれくらい大切だと考えているか」ということに行き着くと思います。
今回伺った浦安市立中央図書館の雰囲気は、上に掲載した写真で感じ取っていただくとして、ここでは、浦安市立図書館の宣言文を紹介します。
図書館への想いが、すべてここに現れているのでないかと思います。
《目指す図書館の姿》
①市民が足を運ぶ図書館
②よろこびにつながる出会いの場を提供する図書館
③人が人にできることを大切にする図書館
④資料構築(印刷媒体と電子媒体)のバランスのよい図書館
⑤施設、地域に応じ強みを持てる図書館
⑥未来につながる図書館
⑦自治体、組織の成り立ちを理解する図書館(ありがとうと言われる図書館)
⑧部署としての図書館
《浦安市立図書館の目指すもの》
図書館に働く私達は
本を読むこと、情報を得ることは、
人が生きるうえで大きな力になることを
信じています。
私達は、「読みたい、知りたい」という希望に対し、
それがどんなに小さなものであっても
謙虚に受けとめ、専門職として培った経験を活かし
その実現への助力を惜しみません。
私達は、社会の動きを敏感に察知し、
一人でも多くの市民が「読むこと、知ること」を
享受できる環境を守るため
最善の努力をすることを自らに課します。
私達は、市民の得た「知ること」の喜びを
自分の喜びとし、
図書館の仕事を誇りに、
生き生きと働く図書館員を目指します。
平成15年7月
中央図書館開館20周年の節目に
浦安市立図書館 職員一同
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[まちづくり]2014年12月21日(日)
本日は、町会館の大掃除に参加しました。
先週木曜日に開かれた「第5回 協働会議」では、私の所属するグループにおいて、地域コミュニティの活性化に向けた議論が行われ、そこで町会館も話題に上りました。
議題の中心は、
●既存の町会と目的ごとの新たなコミュニティとのつながり
●町会加入者と町会未加入者との交流
に移っていき、その方策として、
①町会館の地域拠点化
②町会活動の報告
などの意見が出されました。
①は、例えば現在学童保育室で開催されている「親子ふれあい広場」などの子育て事業に町会館を開放することで、若いお母さん方と町会の方々が顔見知りになるきっかけを作れるのではないかという発想です。
②は、例えばFacebookなどで、お祭りや日々の町会活動の報告を“写真付き”で積極的に報告することで、町会未加入者にとって「町会で何をしているかが分かる」ようになり、興味を持ってもらえるのではないか、というものです。
町会以外のコミュニティの創出だけでなく、町会が「より開かれた町会」となることで、それらのコミュニティと調和していくイメージでしょうか。未来が期待できる方策ではないかと思います。
※ちなみに他のグループの議論では、「青少年にとっての居場所が必要」であり、その方策として「小さな拠点づくり」が提案されました。まさに、町会館がその拠点となれば、建物の数の面でも理想的なのではないかと思います。
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[まちづくり]2014年12月21日(日)
おかげさまで、「としょかんクリスマス」は盛況に終わりました。
昨年に続いての「館内コンサート」や「カフェコーナー」は、多くの方にお楽しみいただけたのではないかと思います^^
また今回は、初めての試みとして、図書館利用者のみなさんから頂いたご意見を図書館への提言につなげる「あなたの描く理想の図書館」のプレゼンや、図書館司書さん等による「ビブリオバトル」を開催しました。
このビブリオバトルは、本好きの方々による“おすすめ本対決”なのですが、本に関心を持つきっかけができる素敵なイベントでした。
是非、次回も開催して欲しいと思います。
私の所属する文教建設常任委員会の任期も残り2か月を切りました。
テーマとして掲げている図書館については、委員会の想いだけでなく、行政や市民のみなさんの力をお借りすることで、ここまで来ることができています。
図書館への提言書の完成に向けて、気を抜かずに頑張ります。
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