8つの事業予算に対する「質疑」

教育, 子育て, 交通と自転車, 安全と防災, まちづくり, 福祉と医療]2016年3月4日(金)

本日の3月定例会本会議では、予算案や条例案等に対する「質疑(=議場での公開質問)」が行われました。

 

私は、8つの事業予算に関する質疑を行いました。
以下は、答弁の概要です。

①子育て支援員養成講座

 

・今年度から「NPO法人 あい・ポートステーション」へ委託し実施。
・今年度は「一時預かり&地域子育て支援拠点コース」、来年度以降は「小規模保育を含む保育事業&利用者支援事業コース」など、段階的に人材養成を行う。
・今後、講座の修了者は、市内の保育園や各種子育て支援事業、学童保育室などに従事。

 

②子どもの学習支援事業

 

・ひとり親家庭や貧困世帯の小中学生が対象。
・学生ボランティアの募集は委託業者が行う。
・原則1対1で学習支援や相談を行う。

 

③市役所前の自転車レーン

 

・自転車レーンの連続性、交差点での自転車の安全性、歩道での歩行者の安全を考慮すると、車道部に自転車レーンを整備することが望ましい。
・車道部での整備を念頭に、警察との協議を踏まえた上で整備する。

 

④消防本部付近の公園

 

・H29年度に工事着手&完了の予定。
・来年度に、地域住民やまちづくり協議会の方などに幅広く参加を呼びかけながらワークショップ等を開催し、整備内容を定める。

 

⑤下前公園の改修

 

・地元町会の要望を受け、経年劣化や公園利用者の急増、利用形態の多様化に対応するために改修。
・現状の施設配置をベースとしつつ、地元町会からの要望に基づいた、「出入り口部分のバリアフリー化」「老朽化したトイレの改修」「オープンスペースの確保」「その他一部施設の改修」等を実施。
・複数の計画案を地元町会へ提示し、合意形成を図る。

 

⑥一日消防庁

 

・予算額は、謝礼と記念品を含めて約122万円。
・戸田市にゆかりがある有名人を選定予定。

 

⑦電動ラップ式トイレ

 

・今年度に4台、来年度に5台を市内2か所の福祉避難所(福祉保健センター・笹目コンパル)に備蓄し、福祉避難所への備蓄目標は完了。

 

⑧英検3級の面接指導

 

・英検3級受験費補助の実施により増加が見込まれる2次試験面接の指導について、来年度はALTを十分に活用し、放課後の時間等を使って計画的に指導する。(←これまでは英語教員も面接指導にあたっていたので、今後ALTを活用することで英語教員の負担増が避けられます。)

 

詳しくは、以下リンク先の録画映像をご覧ください。

 

議場録画放映(戸田市議会公式サイト)

 

 

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「ネウボラ」の各地域への設置を提案 ~戸田の会 総括質問~

子育て, 交通と自転車, まちづくり, 行財政改革]2016年3月3日(木)

■本日は、市長の掲げる来年度の市政運営方針について各会派が質す「総括質問」が行われました。

 

私の所属する「戸田の会」の総括質問では、会派代表の酒井議員が登壇し、12の項目について質問を行いました。

 

そのなかで私が担当した「ネウボラ」「自転車レーン」「図書館大規模修繕」「下水道ビジョン」に関して、以下ご報告します。

 

《ネウボラ》

 

Q.妊娠から子育てまでのワンストップ相談窓口である「ネウボラ(子育て世代包括支援センター)」を来年度に初めて1か所設置するが、今後ネウボラは各地域に設置すべきでは?

 

A.平成32年度までに、地域の実情に合わせ検討していきたい。

《自転車レーン》

 

Q.自転車レーン整備計画の進捗率は?

 

A.「8か年で10km」を掲げる自転車レーン整備の中期計画において、来年度は4か年目で4.7kmが整備済みとなる予定。進捗率は「47%」となり、ほぼ計画通り

 

Q.2年前の総括質問で提案した「17号などの国道やオリンピック通りなどの県道への自転車レーン整備」の進捗は?

 

A.機会あるごとに国や県に要望を続けた結果、今年度は県道(北戸田の日本銀行前)に0.3km整備され、今後の整備についても前向きな意見を頂いている。

 

《図書館大規模修繕》

 

Q.図書館の長寿命化に向けた大規模修繕の設計を来年度に行うとのことだが、図書館が閉鎖される修繕工事期間に合わせて、カフェ設置や読み聞かせスペース設置などの一部改修も実施すべきでは?

 

A.大変困難だが、研究課題とする。

 

《下水道ビジョン》

 

Q.戸田市から約2億円の赤字補填が行われている下水道事業について、来年度に新たに策定される「下水道ビジョン」ではどのような経営戦略を掲げるのか?

 

A.将来にわたり健全な経営を進めるための中長期的な視点を持った経営を行う。

 

*****************

 

以上、非常に嬉しい答弁は「ネウボラ」と「自転車レーン」、非常に残念な答弁は「図書館大規模修繕」、今後に期待の持てる答弁は「下水道ビジョン」でした。

 

特に「ネウボラ」については、来年度に福祉保健センターに初めて設置されることを評価しつつも、やはり、妊娠や子育てで悩まれている方にとって、相談窓口は“近くにいるおなじみの保健師”であることが望ましいと考えます。

 

ネウボラの先進自治体である埼玉県和光市は、戸田市よりも面積がはるかに小さいにも関わらず、各地域に計5か所のネウボラを設置し、子育て世代のサポートに取り組んでいます。(※トップ画像参照)

 

各地域へのネウボラ設置を提案した今回の質問は、戸田市の子育てサービスのさらなる充実の端緒となりうるものと考えています。

 

わこう版ネウボラ ~妊娠期からの切れ目のない支援~(和光市公式サイト)

 

■なお、戸田の会が今回行った総括質問の全容については、以下の録画映像をご覧ください。

 

議場録画放映一覧表(戸田市議会公式サイト)

 

■明日の本会議では、10時~12時頃の間に質疑を行います。
質問内容や議会生中継については、以下のリンクをご参照ください。

 

質問通告要旨(戸田市議会公式サイト)

 

議会中継(戸田市議会公式サイト)

 

 

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「興味に従った遊び」と「ナナメの関係」 ~プレーパーク講演会~

子育て]2016年2月28日(日)

本日は、こどもの国で開催されたプレーパーク講演会「子育てがラクになる!?~プレーパークってどんなところ?~」に参加しました。

 

昨年に続き2度目のプレーパーク講演会で、今回は「NPO法人 日本冒険遊び場づくり協会」の理事を務める関戸博樹さんによる講演でした。

老若男女40名程の方々が参加されました。

 

プレーワーカーや2児のパパ、また専業主夫を務めた経験をもとにした講演には説得力があり、来週に子供ができる予定の私にとってもタメになるものでした。

 

とはいえ、一番大切なメッセージは、前回の天野秀昭さんの講演で学んだ、

 

「子供は、自らの興味に従った遊びのなかで自己を確立していく。大人がコントロールしてはいけない。」

 

と同様でした。

 

私自身の経験や周りの人を見ていても、やはり、小さい頃に存分に遊んだほうが、いろいろな点で大人になってからの「遊び(=物事のゆとり)」を持てるのだと思います。

 

もう一つ学んだことは、「ナナメの関係」を作るということです。
日本人は、わが子が周りに迷惑を掛けることを気にし過ぎてしまい、集団の中でわが子に厳しくしがちだが、わが子を他の親に見てもらう(=ナナメの関係)ことで、子供が他の子とケンカしても、わが子を悪者にすることなくわが子にとっての“帰ってくる場所”になることができる、それによってわが子の自己肯定感を低くせずに済む、というものです。

 

プレーパークは、これら「子供の興味に従った遊び」や「ナナメの関係作り」に適した場です。

 

戸田市では現在、彩湖道満グリーンパークでプレーパークが月1回開催されています。
また、新曽地区の笹目川沿い(戸田東第二幼稚園の隣)には、プレーワークをテーマとした「(仮称)どろんこ公園」の整備が計画されています。身近な場所にある常設のプレーパークとして、早期整備を期待します。

 

【↓3月開催のプレーパークについてはこちら】
https://genki365.net/gnkt01/mypage/mypage_sheet.php?id=122161

 

【↓昨年のプレパーク講演会についてはこちら】
遊び場講演会とミニミニプレーパーク(真木大輔公式ブログ)

 

 

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3月議会の一般質問通告書を提出しました

子育て, 交通と自転車, まちづくり, 行財政改革]2016年2月23日(火)

3月議会で行う一般質問の通告書を提出しました。

 

登壇日時は、3月7日(月)の10時から11時前後までです。

 

通告文とその概要は、以下の通りです。

 

1.調査回収率の向上について
(1)アンケートや調査等の回収率に対する本市の認識と、回収率の向上に向けた取り組みについて。

 

【質問の概要】
アンケートや調査の回収率が悪いと、その調査の信頼性は大きく失われます。
戸田市に限らず全国的また世界的に調査などの回収率が低下しているなかでそれを看過してしまえば、調査を実施する意義すら疑われる時代がいずれやってくるはずです。
そこで、回収率に対する認識の共有による回収率向上について提案します。

 

2.交通まちづくりのビジョンについて
(1)公共交通のみならず、自転車や徒歩をも含めた包括的な交通まちづくりのビジョンが本市には必要であると考えるが、いかがか。

 

【質問の概要】
自転車レーンや歩道の整備、駅前開発、tocoバス運用、自転車のまちとしてのシティセールスなど、戸田市はいくつかの交通に関わる施策を個別に実施している(する)ものの、それらを包括する計画のようなものはありません
しかし、そもそも、公共交通、自転車、徒歩などの交通政策は、建物の配置などを含めた「まちづくり」のなかで総合的に実施されるべきものです。
そこで、戸田市の「交通まちづくりのビジョン」の策定について提案します。

 

3.特別支援保育について
(1)本市が実施する特別支援保育事業の変遷と、現在の受け入れ状況について。

 

【質問の概要】
市内小中学校には障害を抱えた児童生徒に対する「特別支援学級」が用意されているように、市内保育園には障害を抱えた乳幼児に対する「特別支援保育」が用意されています
しかし市内の保護者からは、入園が容易ではないという声を頂くことがあります。
そこで、戸田市の特別支援保育の受け入れ体制について伺います。

 

一般質問通告要旨(平成28年3月定例会)

 

 

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子育て支援の相乗効果 ~子育てアピール看板の設置~

子育て, 行財政改革]2016年2月18日(木)

本日、「子育てアピール看板」が市内2か所に設置されました。

 

これは、子育て世代の獲得に向けた取り組みとして、私が一昨年の6月議会における一般質問で提案させていただいたものです。

 

上掲画像のアピール看板の設置場所は、戸田駅東口から戸田市文化会館へ向かう路地に面した市有地です。
この路地は、電車で戸田市に来られた市外の方が文化会館や市役所を利用する際に多く通る道で、特に文化会館でコンサートがあるときには若い世代がゾロゾロと歩いている光景を目にします。
それらの方々への“刷り込み”効果を狙いました。

 

2016-02-18 15.04.42

 

この画像のアピール看板の設置場所は、こどもの国の西門付近です。
この設置場所は、市の担当課の方が考えられました。
確かに、こどもの国は市外の子育て世代の利用が大変多いため、それらの方々に対する戸田市の高いPR効果が見込まれます。

 

なお、看板のモデルは市の募集に応じてくださった戸田市在住のご家族で、写真撮影は市の職員、デザインは看板制作業者とのことです。

 

先述のように、子育て支援策を対外的にアピールすることは、戸田市の子育て世代の増加につながりますし、また同時に、子育て支援策を対外的にアピールするからには、戸田市は子育て支援策をより充実させる方向に進んでいかなくてはなりません。
この子育てアピール看板が、そのような子育て支援の相乗効果を生み出す一助となればと思います^^

 

若い世代の定住者を増やす~広報戸田市でのAR機能導入~(真木大輔公式ブログ)

 

戸田市の子育てPRにあと一つ必要なもの(真木大輔公式ブログ)

 

戸田市議会 平成26年6月定例会 一般質問 議事録(真木大輔公式サイト)

 

 

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