[教育]2015年7月26日(日)

戸田市の学力が大幅に向上しました!
今年4月に実施された「埼玉県学力テスト」の速報値が先日公表されました。
上掲画像は、速報値のうち、過去の実施分と比較できるものをグラフにしたものです。(埼玉県の平均点に対する戸田市の平均点の差を、割合に変換しています。)
グラフを見ると、学力が全体的に向上している様子が分かると思いますが、特に注目すべきは「中2数学」の大幅アップです。
これまで、戸田市の中学校における理数科目の点数は、全国平均や埼玉県平均よりも低く、私も議会等で何度か指摘しておりましたし、ここ数年戸田市も「理数教育の充実」に力を入れてきました。

▲「真木レポート8号」より抜粋
そして今回、「埼玉県内で3位」の好成績へ大転換しました。
後日発表される「全国学力テスト」の結果や、来年度以降の結果等を観察していく必要はありますが、今回の結果は、“教育のまち戸田”の本格的な始まりを示しているのではないかと感じています。
戸田市の公教育の質が向上し、それが市内のみならず県内にも知れ渡ることで、市内生徒の私立中学への流出の抑制や、県内の優秀な教員の戸田市への流入の促進が図られ、「教育の質の好循環」が生まれることが期待できます。
先日、戸ヶ崎教育長が第1回戸田市総合教育会議で掲げられた「教育で選ばれるまち戸田の実現」は、決して夢物語ではありません。
※「埼玉県学力テスト(埼玉県学力・学習状況調査)」は、今年度より、さいたま市を除く62市町村における小学4年~中学3年に対して実施しています。(一昨年度までは小5と中2のみで実施、昨年度は準備期間のため未実施。)
今回実施された全教科における、戸田市の埼玉県内順位を以下に掲載します。(手動でカウントしたので、多少の間違いがあるかもしれません。)
小4国語 61市町中「8位」
小4算数 61市町中「5位」
小5国語 61市町中「2位」
小5算数 61市町中「2位」
小6国語 61市町中「3位」
小6算数 61市町中「2位」
中1国語 55市町中「3位」
中1数学 55市町中「2位」
中2国語 55市町中「1位」
中2数学 55市町中「3位」
中2英語 55市町中「6位」
中3国語 55市町中「7位」
中3数学 55市町中「6位」
中3英語 55市町中「8位」
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[教育, まちづくり]2015年6月26日(金)

文教建設常任委員会による図書館提言が、また一つ反映されました。
国立国会図書館が提供する「図書館向けデジタル化資料送信サービス」の戸田市立図書館での導入です。
本サービスの導入費や維持費は0円、埼玉県内ではまだ6市しか導入していません。
これにより今後は、国会図書館が電子化した昔の書籍や貴重な資料を、戸田市立図書館で閲覧&複写できるようになりました!
まだ利用者は少ないとのことですが、個人で研究をされている方などにとっては、とてつもなく便利なサービスだと思います。
私も実際に試してみました。
2階カウンターで申し込み、あとは既存のデータベース用PCで自由に閲覧し、複写したい場合はカウンターに申し込むだけです。
また、複写料金はなんと1枚10円です!(国会図書館で複写すると1枚24円掛かります。)
国会図書館が本サービスの提供を開始したのは昨年の1月10日なのですが、その翌日にはこちらのFacebookで紹介したくらい、私は本サービスの戸田市立図書館での導入を待ち望んでいました。
これまで私が議会で提言し、実現していただいたものの中でも、個人的にはかなりお気に入りです(笑)
【参考】
●国立国会図書館デジタルコレクション
●図書館向けデジタル化資料送信サービスについて
●過去のFacebook投稿
◇Facebookの元記事はこちら
[教育]2015年6月15日(月)

昨日、アクティブ・ラーニング(主体的な学び)について投稿しましたが、ちょうど本日、戸田市から以下のプレスリリースが出されました。
[記者発表資料] ベネッセコーポレーションと戸田市の包括連携調印式(戸田市公式サイト)
ベネッセと戸田市が「新しい学び」の共同研究を行っていくという発表です。
聞くところによると、ベネッセが「新しい学び」に関する先行研究のパートナーとして国内で唯一戸田市を選び、また、戸田市からベネッセへの研究資金等の提供はないとのことです。
具体的な研究内容に関しては、明らかになり次第、こちらでご報告いたします。
戸田市が「教育で選ばれるまち」として、秋田県や武雄市に比肩する自治体になることを期待します。
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ここで、戸田市の教育の発展にもご尽力いただいた三宅なほみさん(東大特任教授、65歳)が先月29日に逝去されましたことに、哀悼の意を表します。
2年半前、私が議員となって初めての一般質問で「21世紀型スキル」を取り上げた際、突然のお電話にも快く応じていただき、それ以来、研究会等への参加を何度か受け入れてくださいました。
とても魅力のある方で、これからも日本の教育をあるべき方向に導いてくださることを期待していただけに、なおさら残念でなりません。
ネットを見ても、これまで三宅なほみさんに関わりのあった多くの方が悲嘆されているの分かりますが、その中で紹介されていたエピソード(上掲画像)ががとても印象的です。
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◇明日の本会議は、一般質問の3日目です。
2名の議員が登壇し、以下のテーマに関する質問が行われます。
(※私は木曜日の午後1時頃に登壇します。)
●シルバー人材センター
●感震ブレーカー、災害時の視覚障がい者
●空き家対策
●生活習慣病予防促進
●マンホール等の保守点検
通告内容
生中継
録画映像
◇Facebookの元記事はこちら
[教育]2015年6月14日(日)

2018年度からの本格実施に向けて、現在移行措置中の新学習指導要領では、「アクティブ・ラーニング」の導入が目玉となっています。
アクティブ・ラーニングとは、直訳すれば「能動的な学習(or 主体的な学び)」となりますが、専門的には「課題発見と解決に向けての主体的で協働的な学び」を意味します。
私なりにもう少し分かりやすく表現すると、
① 自分で課題を見つける(or 課題に気付く)
② それを自力でどうにか解決する
③ ときには周りと力を合わせる
といった感じでしょうか。
逆に、これまでの教育は、
①’ 人から問題を与えられる
②’ 人から解決策を教えてもらう
③’ それをひとりで訓練する
といった、「受動的な学習」が中心だったわけです。
とはいえ、①「自分で課題を見つける(or 課題に気付く)」、②「それを自力でどうにか解決する」あたりのイメージが湧きづらいかもしれません。
以下は先週のニュースですが、良い事例なので紹介します。
◎“20歳なのに投票できず” 制度問う初の裁判(NHK NEWS WEBのキャッシュ)
詳しくは記事を読んでいただきたいのですが、要約すれば、「20歳になったのに、制度の不備で選挙権をもらえなかった女子大学生が、納得できずに、弁護士に頼らず自力で国に対して裁判を起こした。」というニュースです。
今回の件で、この女子大学生には多くの学びがあったと思いますし、それが今後の彼女の人生に大いに活きてくると思います。
子供は、「これ、なんで?」といった疑問を持つことが多いです。また、疑問の持ち方も子供によって様々です。
その疑問を大切にしてあげることで、子供が本来持っている個性が育っていきます。その子が大人になったときに、その子にしか解決できない課題があるはずです。
子供の疑問に対して、大人が「これは、そういうもの。」と言ってしまうのは簡単です。
しかし、そうすると、子供の個性の芽は摘み取られ、次第に型にはまってしまいます。その子は、誰にでも解決できる問題にしか対応できない大人になってしまうかもしれません。
「10年後には多くの職業がなくなる」と云われています。誰にでもできる仕事は、機械に取って代わられます。
その時代の到来を見越した、今回の学習指導要領の改定は、大いに評価すべきと思います。
戸田市の教育も、もちろん同じ先を見据え、既に動き出しています。
◇明日の本会議は、一般質問の2日目です。
4名の議員が登壇し、以下のテーマに関する質問が行われます。
(私は木曜日の午後1時頃に登壇します。)
●緊急時連絡システム
●要介護等認定者の住宅改修と福祉用具購入
●新曽小学校への単独校調理場建設
●センター給食のアレルギー対応
●生活保護の家賃基準見直し
●スポーツセンター天井材落下事故
●保育所と学童保育
通告内容
生中継
録画映像
◇Facebookの元記事はこちら
[教育]2015年6月6日(土)

情報モラル教育への関心が高まっていますが、そんななか、さいたま市が「スマートフォンを安全に正しく使うことができるように」と今月開設した学習サイトが「ス学び(すまなび)」です。
行政の作成物にしては、若い子たちのトレンドをそこそこフォローできていることに感心しました。
例えば、SNSとして、「LINE」「mixi」「Facebook」「Twitter」「YouTube」などのメジャーどころだけでなく、「TwitCasting」や、高校生などの間で最近流行っている「Vine」なども挙げられています。(ここまで来ると、Instagramなども必要だと思います。)
上記にご存じでないSNSがある場合は、それこそ、「ス学び(すまなび)」が参考になります。
スマホを持っている子供だけでなく、子供にスマホを持たせている保護者の方にも役立つ学習サイトだと思います。
【参考】情報モラル学習サイト「ス学ビ」(すまなび)を開設しました(さいたま市公式サイト)
◇Facebookの元記事はこちら