[生活と環境]2015年3月22日(日)
市内の街路樹などの維持管理には、年間で「約5800万円」が掛かっています。
樹木には寿命があります。例えば、市内に多く植えられているであろう「ソメイヨシノ」は、植樹場所の環境や維持管理の仕方にもよりますが、多くは50年前後で衰弱します。
老朽化した街路樹は強風などの際に倒木する危険性が高く、仮に通行人やクルマ等に被害があれば、市の管理責任が問われます。
私は、市内の街路樹について、「樹木の種類と年齢、平均的な寿命」「植樹場所」などをきちんと把握し、行き当たりばったりでなく、長期的視点に立った維持管理や植替えが必要ではないかと考え、委員会において提言を行いました。
担当課からは、「道路課と協議して、〈街路樹台帳〉を早急に整備しなければならないと認識している。」との積極的な答弁がありました。
これは、戸田市が近年進めている「公共施設ファシリティマネジメント」と同様の観点に立ったもので、いわば「街路樹版ファシリティマネジメント」と言えるものです。
(※掲載した写真は、さくら川遊歩道です。戸田市のオープンデータ画像を利用しました。)
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[その他]2015年3月20日(金)
議員活動とは無関係な話題ですが、先週金曜日に東京大学の安田講堂改修事業寄付者への特別見学会が開かれ、本郷を訪れました。
今回の安田講堂改修事業は、東日本大震災による被害の補修と、今後に向けた更なる耐震化に加えて、安田講堂建設当初の計画案に近付けるための歴史的な考察も行われた大幅な改修です。
本改修事業への寄付の特典は、
●1万円以上の寄附・・・安田講堂改修寄附者銘板
●10万円以上の寄附・・・安田講堂改修寄附者銘板+2階席の椅子プレート
●30万円以上の寄附・・・安田講堂改修寄附者銘板+1階席の椅子プレート+東京大学基金銘板
●100万円以上の寄付・・・上記に加えて、別途特典
となっており、私は30万円を寄付しました。
(※昨年末時点で、約2000件・総額2億円以上の寄付が集まっています。)
(卒業式以来人生2度目の)安田講堂へ入館し、座席を確認したところ、前から7列目の中央部という、ステージを見やすいなかなか良い座席でした。
東京大学の歴史に少しでも貢献できたという思いとともに、今後これに恥じないような人生を歩んでいかなければという思いを強くしました。
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[生活と環境]2015年3月19日(木)
6月1日からJR3駅周辺で開始される路上喫煙対策事業です。
予算額は、諸経費を含めて「約916万円」です。
路上喫煙が制限される「喫煙制限区域(※地図の青枠内)」と、啓発員による見回りが行われる「巡回啓発エリア(※地図の赤枠内)」が指定されます。
巡回啓発は、通勤時間を中心に一日6時間、今後最低3年間は行うとのことです。
巡回啓発エリアは今後の状況により柔軟に変更可能とのことでしたので、私からは「戸田駅東口の巡回啓発エリアに、小さい子供の多いカトレア幼稚園周辺を含めるべき。今後の注視を。」と意見しました。
他の委員からは、「戸田公園駅前のファミリーマートの喫煙所など、喫煙制限区域内の私有地にある喫煙所にも制限を依頼すべきでは。」との意見があり、担当課からは「今後検討していかねばならない。」との答弁がありました。
また、JR3駅周辺にある従来の指定喫煙場所(※地図の赤丸)に変更はありませんが、「今回の喫煙制限区域の指定に合わせて、指定喫煙場所の回りにラインをきちんと引くべき。」との意見があり、「既にラインを引いている場所もあるが、見直す。」との答弁がありました。
他にも、「毎年約10億円のたばこ税の歳入に貢献している喫煙者にとっての環境改善も必要。JTからの協力を得て、指定喫煙場所に屋根を設置してはどうか。」との意見があり、担当課からは「構造物の転倒などの危険性から、道路管理者は屋根の設置を嫌がるのでは。」との答弁がありました。
私からは、屋根ではなく「衝立」であれば、都内などに事例がたくさんあり、衝立は喫煙者にとっても非喫煙者にとってもありがたいので、是非研究を行って欲しい旨を伝えました。
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[交通と自転車]2015年3月18日(水)
本日は、交通対策特別委員会が開かれ、先日会派宛に頂いたご提言「埼京線の15両編成化」を取り上げさせていただきました。
「開かずの踏切」が長年の課題となっている埼京線十条駅の立体交差化に向けた動きが出始めたのを好機とし、埼京線を現在の10両編成から15両編成にしてはどうか、というご提言です。
埼京線(大宮駅~大崎駅)のうち、「大宮駅~赤羽駅」の各駅に関しては、15両編成に対応させるための準備工事はしてあるものの、十条駅にはホームに近接した踏切が両側にあるため、それが15両編成化のネックとなっており、今後十条駅が立体交差化されれば、埼京線の15両編成化が実現するのではないか、ということです。
15両編成化が実現すれば、埼京線の遅延や痴漢の要因にもなっている200%近い混雑率の大幅な解消が見込まれます。
今回の「15両編成化をJRに要望してはどうか」という私からの提案に対して、委員のみなさんからは概ね前向きな反応を頂くことができ、まずは戸田市の担当課の意見を聴取することになりました。
仮に戸田市議会からJRに要望書を提出することができれば、周辺自治体(さいたま市、蕨市、板橋区、北区など)の議会も反応するのではないかと思います。
もちろん、要望書の前にJRへの聞き取り等も必要になってくるとは思いますが、「埼京線の15両編成化による混雑緩和」は、埼京線を利用される多くの方が喜ばれる施策なのではないかと思います。
※参考
「埼京線一部地下化の可能性も 十条駅付近の連続立体交差事業」
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[議会と選挙]2015年3月17日(火)
本日、4日間の予算審議を終えました。
大方の予想に反して(?)、今回は「市民生活常任委員会」の審議終了が4日目の午後となり、4つの常任委員会の中で一番遅くなりました。
委員の顔ぶれや相性によって、仮に同じ議案を審議するとしても、その内容は意外と変わってきます。
今回の委員会の中では、担当課による事業ごとの説明が終わってから、まず私が質問で食い散らかし(笑)、その後、他の委員の方々がそれを拡げてくださったり深めてくださったり、また別の角度から質問されたり、私もそちらの質問にダメ押ししたり、というような連携が暗黙の内に出来上がっていたような気がします。
担当課から良い意味で「イヤな委員会」と思われる委員会でありたいと思います^^
さて、ここ数日の報告で、「市民生活常任委員会」が扱う事項の“生活感”をある程度お分かりいただけたかと思います。
まだこちらでご報告しきれていない主な審議内容(浄化槽点検、下水道ビジョン、駐輪場改修、喫煙制限区域など)については、後日、何回かに分けて記事にいたします。
また本日は、市民生活常任委員会で1年を掛けて取り組む「年間テーマ」が決まりました。
年間テーマは、「戸田市スポーツセンターの今後のあり方について」です。
平成27年度中に、今後の方針(修繕 or 建替 or 複合化 etc.)が決まるスポーツセンターですが、私としては、委員会として取り組むことで、市民・利用者の方々のご意見や先進事例の知見を取り入れるなど、行政による方針の判断をうまく補完することができればと考えています。
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