「教育委員会」が戸田市の教育の先端にいる

教育]2015年9月24日(木)

本日は、教育づくしの一日でした。

 

市長が英語で挨拶をされた「英語弁論暗唱大会」や、文科省役人・弁護士・マスコミ等の方々も参加された(おそらく)国内初の「いじめ重大事態対応訓練」が開催されましたが、やはり午前中に傍聴した「教育委員会定例会」が面白かったです。

 

今回の教育委員会定例会では、「全国学力テスト」の今年度の戸田市分の結果が報告されました。(後日こちらでも報告します)

 

今年度の結果が全国平均や県平均よりも高いか低いかだけでなく、経年変化や学力格差、家庭環境の影響、公的な学習支援などへも議論が広がりました。
その他の議論を含め、安心して教育委員会に議論を任せて良いな、と傍聴しながら感じました。

 

しかし半面、議会側も戸田市の教育の動向をきちんとフォローしていかないと、教育委員会に後れをとってしまうと感じました。

 

そのくらい、現在は、執行部でもなく議会でもなく、「教育委員会」が戸田市の教育の先端にいると思います。(そして、それがあるべき形です。)

 

是非、市民のみなさんにも教育委員会定例会を傍聴していただければと思います。

 

次の定例会開催は、10月22日(木)午前9時30分~11時頃、場所は市役所3階の教育委員会室です。

 

次回は、教育委員からの提案として、「特別支援教室の設置状況と今後」や「教職員表彰の充実」についても議論される予定です。
また、もしかしたら、先日こちらでも触れた「子供の声による見守り放送の検討状況」についての報告もあるかもしれません^^

 

◎明日からは、石川県津幡町で開催される「全国市町村レガッタ大会」に2泊3日で参加します。
ありがたいことに今年もレギュラーの座を頂きましたので、積み重ねてきた練習の成果を発揮し、良い結果を残してきたいと思います。
そして、来年のレガッタ大会開催地は戸田市です。

 

 

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戸田駅前に出来て欲しかった場所

まちづくり]2015年9月23日(水)

戸田駅前に出来て欲しかった場所。

 

埼玉県宮代町の「進修館」は、東武動物公園駅近くに位置する、コミュニティセンターと大きな芝生広場が併設された施設です。

 

戸田市でも、後谷公園や道満グリーンパークなどに芝生広場はありますが、そこに施設が隣接することで、コミュニティ空間としての機能が一気に高まります。

 

戸田駅前は、東口にマンションが建てられ、西口には大型商業施設が建設中ですが、駅前にこのような場所があれば、日常的な住民の触れ合いが生まれ、また駅前イベント等を開催することもでき、まちとしての価値が上がるのではないかと思います。

 

いまさらどうこう言ってもしょうがない部分はありますが、既存の施設には、まだまだ工夫の余地はあります。
例えば、戸田市立図書館に関しては、本年1月に提出した『また来たいと思わせる図書館に向けての提言書』の中で、芝生広場の設置を含めたリニューアルを提言しています

 

最後に、進修館のサイトに大きく掲載されている以下のメッセージをご覧ください。

 

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進修館は町の人みんなの庭であり、居間であり、勉強部屋

 

みんなが気軽に集まって、何かを作り出すワークスペースです。

 

建物を覆う巨峰が実るころ、あなたはここで何を実らせるのでしょう。
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※写真は、20日(日)に撮影されたものです。知人からお借りしました。

 

【参考】
「進修館」公式サイト

 

●『また来たいと思わせる図書館に向けての提言書

 

 

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外環道の整備に伴うダンプトラックの戸田市へのUターン進入

生活と環境]2015年9月18日(金)

本日は、交通対策特別委員会が開かれました。

 

担当課からのいくつかの報告案件のうち、特に議論になったのは「外環道の整備に伴うダンプトラックの戸田市へのUターン進入」についてです。

 

簡単にまとめると、

 

東京オリンピック開催までに、外環道(東京外郭環状道路)の大泉JCTから東名JCTまでの区間を整備する

トンネルを掘る際に大量の土が発生する

その土を、一旦、和光市の下水処理場に仮置く

その後、その土を利用する南方面の受け入れ先(東京湾埋め立て等)に向けて、ダンプトラックで土を運ぶ際、戸田市に一旦進入してUターンする

 

というものです。

 

なお、トラックがUターン進入する期間は平成28年度(調整中)~平成31年10月(予定)の「約3年間」、ダンプトラックの通過台数は最大で「約600台/日」(30台/時間)とのことです。

 

委員会の中では、周辺の安全対策を中心とした意見が出されました。

 

Scan1

 

委員会の後に、私は国の担当の方に電話をし、「このような場合に、国からの迷惑料のようなものが支払われるものなのか」を確認したところ、「公共用地を利用した道路整備の場合、自治体へのお金の支払いは無い。」とのことでした。

 

つまり、国の事業に対し自治体が無償で協力するという形です。
しょうがないと言えばそれまでなのですが、私としては、Uターン場所に隣接する「彩湖自然学習センター」やその周辺の生態系への影響が、正直心配です……

 

 

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補助金は“慣例”ではない

行財政改革, 産業振興]2015年9月17日(木)

本日をもって、市民生活常任委員会における4日間の決算審査が終了しました。

 

多岐にわたる事業に関して質疑応答を交わしましたが、今回の決算審査で浮かび上がった一番のテーマは、「補助金支給の目的や基準の明確化」だったのではないかと思います。

 

戸田市は、市内の中小企業や商店街、市外からの移転企業、また市民団体や地縁組織などに対して、多額の補助金を支給しています。

 

補助金というものは本来、目的をもって支給すべきものであり、であるからこそ、その支給基準は明確であるはずです。

 

時代は変化するものであり、仮に補助金の目的が曖昧になっているのであれば、その補助金の支給基準もしくは補助金自体を見直すべきです。

 

補助金は、“慣例”ではないわけです。
補助金の原資は市民の税金であるわけですから、「戸田市の描くビジョンに誘導するもの」という目的を常に念頭に置いた上で、しっかりと補助金が支給されるよう、それぞれの担当課には今後検討を進めていっていただきたいと思います。

 

 

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公園から「死角」を無くすべき ~入りやすく見えにくい場所~

安全と防災]2015年9月16日(水)

 

突然ですが、写真上の公園(東町公園)と写真下の公園(馬場ふれあい公園)のうち、犯罪が起こりやすいのはどちらでしょうか?すべり台の遊具自体はほぼ同じです。

 

正解は、写真下の公園です。

 

写真上(東町公園)は、「入りやすく見えやすい場所」、写真下(馬場ふれあい公園)は「入りやすく見えにくい場所」となっています。


犯罪者にとっては、犯行に及ぶ前に怪しまれず(=入りやすい)、犯行に及んでいるときに目撃されない(=見えにくい)場所が、格好の犯行場所となります。


例えば、保育園の園庭で遊ぶ子供へ猥褻行為に及ぼうとする犯罪者はいません。園庭に入るだけで怪しまれ(=入りにくい)、さらには保育士や通行人に目撃される可能性が高い(=見えやすい)からです。


4年前の熊本幼女殺害事件では、ショッピングモールの多目的トイレが犯行場所となりました。大人が子供を連れて多目的トイレに入ること自体はそれほど怪しまれず(=入りやすい)、かつ中に入ってしまえば誰からも目撃されることはありません(=見えにくい)。


写真下の馬場ふれあい公園は、「すべり台の頂上部分」がすべり台の衝立と民家の塀に挟まれた死角となっています


実際、(犯罪ではありませんが、)昨年にはこのすべり台で首吊り自殺があり、また現在は、深夜に若い男女が頂上部分で性行為を行っているとの話を、近隣に住む方々から伺いました。


今回の市民生活常任委員会における決算審査のなかで、これらの事例と、地域の方々の不安の声を伝え、「公園への遊具設置に際しては、死角ができないよう配慮すべき。」と訴えました。


「入りやすさ」は公園の代えがたい魅力である一方、そこに「見えにくさ」が加わると、一気に犯行に及びやすい場所となります。
戸田市を“犯行に及びづらいまち”にしていくことも、子供達や市民の安全のために必要なことではないかと考えます。

 

 

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