一時停止線の先の白い点線

交通と自転車, 安全と防災]2015年3月24日(火)

ここ数日に、中央通りに白い点線が引かれました。

 

これは、戸田市の道路課が進めている安全対策の一つで、クルマが優先道路に侵入する際、「止まれ」での一時停止の後に、もう一度安全確認することを促すためのものです

 

例えば、このような道路にカーブミラーを設置してしまうと、クルマの運転手は「カーブミラーさえ確認すれば大丈夫」という慢心に陥りがちですが、この点線のみであれば、運転手は、「道路に合流するまで気を付けないと」と、直接の目視で左右をしっかり確認しながらの慎重な運転を行います。

 

カーブミラーの設置と比べてクルマにとっての利便性は落ちますが、これは、「(交通強者である)クルマ、および自転車が、常に回りに気を配りながら運転する。」という社会づくりにつながる良い施策である、と私は評価しています。

 

明日は、3月議会の閉会日です。

 

 

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「立志式」と「塾による補習授業」

教育]2015年3月23日(月)

先週金曜日と本日の2回に分けて笹目中学校に伺い、「立志式」と「塾による補習授業」を参観しました。

 

「立志式(りっししき)」とは、将来の夢とその実現に向けた決意や志を保護者等の前で表明するもので、2年生の全生徒が、自作のスライド資料を基にPCを操作しながら一人20秒程のプレゼンテーションを行いました。

 

 

今後の社会で一層求められる「短い時間で簡潔に自分の考えを伝える」という 《21世紀型スキル》の学習成果の発表の場として、生徒一人一人の個性が現れた、見応えのある行事でした。

 

 

「塾による補習授業」は、生徒が通う地元の学習塾3校からプロの塾講師を招き、習熟度別のクラスで授業を行ってもらう、笹目中学校独自の新たな事業です。

 

 

期待通り、大変素晴らしいものでした。

 

生徒にとっては、(家庭の経済状況に関わらず、)塾講師ならではの枝葉末節を排し要点を押さえた分かりやすい授業を受けることができ、塾講師にとっては、「公立学校」という社会的信用が求められる場で講師としての能力を発揮することができ、また塾の宣伝にもなり、学校にとっては、通常授業で行うことはなかなか難しい「生徒の能力に応じた教育」を補うことができ、まさに「教育の三方良し」と言えるのではないかと思います。

 

学校と塾はいがみ合う関係であるのが通常だと思うのですが、その点においても、この連携事業は大いに評価できます。

 

なお、既に新聞報道はされていますが、明日のテレ玉で夜9時30分から放送される「ニュース930」でも取り上げられるとのことです。

 

予備校講師をしていた私としては、「やっぱり教える仕事は楽しいよな~」ということを改めて感じた参観でもありました^^

 

 

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街路樹の管理 ~市民生活常任委員会の予算審議から~

生活と環境]2015年3月22日(日)

市内の街路樹などの維持管理には、年間で「約5800万円」が掛かっています。

 
樹木には寿命があります。例えば、市内に多く植えられているであろう「ソメイヨシノ」は、植樹場所の環境や維持管理の仕方にもよりますが、多くは50年前後で衰弱します。
老朽化した街路樹は強風などの際に倒木する危険性が高く、仮に通行人やクルマ等に被害があれば、市の管理責任が問われます。


私は、市内の街路樹について、「樹木の種類と年齢、平均的な寿命」「植樹場所」などをきちんと把握し、行き当たりばったりでなく、長期的視点に立った維持管
理や植替えが必要ではないかと考え、委員会において提言を行いました。


担当課からは、「道路課と協議して、〈街路樹台帳〉を早急に整備しなければならないと認識している。」との積極的な答弁がありました。


これは、戸田市が近年進めている「公共施設ファシリティマネジメント」と同様の観点に立ったもので、いわば「街路樹版ファシリティマネジメント」と言えるものです。


(※掲載した写真は、さくら川遊歩道です。戸田市のオープンデータ画像を利用しました。)

 

 

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安田講堂改修事業への寄付

その他]2015年3月20日(金)

議員活動とは無関係な話題ですが、先週金曜日に東京大学の安田講堂改修事業寄付者への特別見学会が開かれ、本郷を訪れました。

 

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今回の安田講堂改修事業は、東日本大震災による被害の補修と、今後に向けた更なる耐震化に加えて、安田講堂建設当初の計画案に近付けるための歴史的な考察も行われた大幅な改修です。

 

本改修事業への寄付の特典は、

 

●1万円以上の寄附・・・安田講堂改修寄附者銘板
●10万円以上の寄附・・・安田講堂改修寄附者銘板+2階席の椅子プレート
●30万円以上の寄附・・・安田講堂改修寄附者銘板+1階席の椅子プレート+東京大学基金銘板
●100万円以上の寄付・・・上記に加えて、別途特典

 

となっており、私は30万円を寄付しました。
(※昨年末時点で、約2000件・総額2億円以上の寄付が集まっています。)

 

(卒業式以来人生2度目の)安田講堂へ入館し、座席を確認したところ、前から7列目の中央部という、ステージを見やすいなかなか良い座席でした。

 

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東京大学の歴史に少しでも貢献できたという思いとともに、今後これに恥じないような人生を歩んでいかなければという思いを強くしました。

 

 

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駅前の路上喫煙対策 ~市民生活常任委員会の予算審議から~

生活と環境]2015年3月19日(木)

6月1日からJR3駅周辺で開始される路上喫煙対策事業です。
予算額は、諸経費を含めて「約916万円」です。

 

路上喫煙が制限される「喫煙制限区域(※地図の青枠内)」と、啓発員による見回りが行われる「巡回啓発エリア(※地図の赤枠内)」が指定されます。

 

 

巡回啓発は、通勤時間を中心に一日6時間、今後最低3年間は行うとのことです。

 

巡回啓発エリアは今後の状況により柔軟に変更可能とのことでしたので、私からは「戸田駅東口の巡回啓発エリアに、小さい子供の多いカトレア幼稚園周辺を含めるべき。今後の注視を。」と意見しました。

 

他の委員からは、「戸田公園駅前のファミリーマートの喫煙所など、喫煙制限区域内の私有地にある喫煙所にも制限を依頼すべきでは。」との意見があり、担当課からは「今後検討していかねばならない。」との答弁がありました。

 

また、JR3駅周辺にある従来の指定喫煙場所(※地図の赤丸)に変更はありませんが、「今回の喫煙制限区域の指定に合わせて、指定喫煙場所の回りにラインをきちんと引くべき。」との意見があり、「既にラインを引いている場所もあるが、見直す。」との答弁がありました。

 

他にも、「毎年約10億円のたばこ税の歳入に貢献している喫煙者にとっての環境改善も必要。JTからの協力を得て、指定喫煙場所に屋根を設置してはどうか。」との意見があり、担当課からは「構造物の転倒などの危険性から、道路管理者は屋根の設置を嫌がるのでは。」との答弁がありました。
私からは、屋根ではなく「衝立」であれば、都内などに事例がたくさんあり、衝立は喫煙者にとっても非喫煙者にとってもありがたいので、是非研究を行って欲しい旨を伝えました。

 

 

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