戸ヶ崎教育長のFacebook投稿で気付かされたこと ~戸田市総合防災訓練~

教育, 安全と防災]2016年9月25日(日)

本日、「戸田市総合防災訓練」が実施されました。

 

朝8時30分に緊急地震速報が防災行政無線から流れ、テーブルの下に身を伏せた後、通電火災防止のためにブレーカーを落として、近くの訓練会場である馬場ふれあい公園に家族で向かいました。

 

訓練会場では、消防職員のご協力も頂きながら種々の訓練が実施され、個人的に学ぶことは多かったのですが、訓練からの帰宅後、あることをきっかけに大きな反省をするに至りました。(ブレーカーを落としたために、冷凍庫内のアイスが溶けてしまっていたことではありません。)

 

そのきっかけとは、戸ヶ崎教育長によるFacebook投稿を拝見したことで、投稿内容の要点は、

 

「中学生に対して、社会に開かれた教育活動としての防災教育を行っていく必要がある。」

 

というものです。

 

 

中学生が避難所運営の重要な担い手となるということを、これまでも耳にしていましたし、過去に議会でも同様の提議があったようにも記憶していますが、本日の戸田市総合防災訓練において、私は単に「防災訓練に参加する」という意識を持つことしかできていませんでした。

 

一方で、戸ヶ崎教育長は防災訓練を視察されるなかで、中学生の参加が少ないという課題に気付かれ、中学校での防災訓練と地域での防災訓練とを繋いでいく必要性を感じられたわけです。

 

常に「教育」という視点で物事を捉えておられる教育長が本市の教育の陣頭指揮をとっておられることに強い安心感を抱くとともに、防災訓練の光景を前に“議員脳”を働かせることのできなかった私は怠け者であったことに気付かされました。

 

このような“ハッとさせられる”機会に巡り合えるのは、人としてとても幸運なことです。

 

 

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自転車レーン上の駐停車対策 ~平成28年9月議会 一般質問⑤~

交通と自転車]2016年9月24日(土)

9月議会で行った一般質問の報告その5です。(全6回)

 

テーマは、「自転車レーン上の駐停車対策」です。

 

自転車レーン上での駐車と停車は、本来どちらも「道路交通法違反」です。(第20条第2項&第47条第1項)
しかし、自転車レーンのある道路のほとんどでは、警察によって「駐車禁止」のみの規制となっているのが現状です。

 

いずれにしても、自転車レーンが整備されるような幹線道路に駐停車する行為は、安全上決して望ましい行為ではありません。
駐停車するのであれば、交通量の少ない裏路地やきちんと駐車場に停めるべきです。

 

掲載した写真は、今年度末に自転車レーンが整備される予定の「市役所南通り」に“駐車”しているクルマで、そのすべてが路面店舗の利用客や搬入業者です。(写真上部の5台中3台は運転車不在、写真下部のトラックも運転車不在)

 

幹線道路に面した店舗のうち、クルマで来店する利用客や搬入業者の多い店舗は、駐車場を用意するか、または路上駐車をさせないための努力をすべきであり、そうでなければ、公道を駐車スペースとして利用していることと同義です。

 

今後、この場所に自転車レーンが整備されてもなお、クルマが駐停車してしまうようでは、せっかくの自転車レーンの効用が大きく失われてしまいます。

 

「自転車レーン上のクルマの駐停車」は、日本だけでなく世界でも問題となっており、オランダやデンマークなどの自転車先進国では、駐停車を抑止するための施策が進んでいます。

 

その施策のうち、市役所南通りでも導入可能なものが、「ポストコーン設置」です。
このポストコーンを、自転車レーンの全面とはいわずとも、駐停車が頻発する箇所にだけ設置するだけでも、十分な抑止効果を見込めます。

 

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議場では、これらの問題点や対応策について提議し、結果的として以下の答弁を得ました。

 

①広報誌で自転車レーン特集を組み、そのなかで自転車レーン上の駐停車に関しての啓発も行う。

 

②路面店舗に対して、自転車レーン工事開始のお知らせと併せて、自転車レーン上の駐停車に関する注意も行う。

 

③ポストコーン設置については、県警と協議したうえで今回は見送ったが、今後の状況によっては設置を検討する。

自転車レーンを整備するということは、「専用の走行空間を自転車に与える」というとても大きなことです。しかしそれと同時に、その空間をクルマに侵害されないようにするための努力も、行政には求められます。

 

戸田市議会録画放映(戸田市議会公式サイト)

 

 

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粗大ごみ収集券のコンビニ販売がスタート!

生活と環境]2016年9月23日(金)

「粗大ごみ収集券のコンビニ販売」が今週月曜日からスタートしました!(昨年9月議会の一般質問で提案)

 

まずは、セブンイレブン全店舗、ミニストップ笹目店、サークルKサンクス戸田公園店において、新たに販売が開始されます。(他のコンビニチェーン・店舗とは交渉中)

 

なかでもセブンイレブンは、戸田市内に20店舗と最も店舗数が多く、市内のJR3駅近辺にも店舗が構えられています。

 

今後、これらのコンビニにおいては、粗大ごみ収集券を「毎日24時間いつでも」購入することができるので、特に帰宅の遅い単身サラリーマンの方などにとっては利便性が大きく向上すると思われます。

 

このような単身サラリーマン世帯は、戸田市の財政にとって、税金を納めてくれる一方で行政ニーズは少ない、いわば“上客”なわけですが、これらの方々にとっても生活しやすいまちづくりを進めることは、ベットタウンである戸田市にとって重要です。

 

私も記念に、いつも利用するセブンイレブン戸田市役所南店で粗大ごみ収集券を購入してみようと思います^^

 

(※注意)掲載画像は私が作成したコラージュです。

 

粗大ごみ収集券販売店の追加について(戸田市公式サイト)

 

 

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『自転車ルール教本』改定作業の打合せ

交通と自転車]2016年9月22日(木)

本日は、たびたびこちらで紹介している『自転車ルール教本』の改定作業の打合せに参加しました。

 

自転車の安全に関するポイントを3つにまとめた『自転車ルール教本』は、3年前の初版から3回の改定を重ね、いまでは自治体や警察などの行政機関を中心に好評を得ています。

 

しかし、民間企業などにはなかなか関心を持っていただけていないのが課題とのことで、今回はデザインを含めた大幅な改定を行うことになりました。

 

執筆者の方々の思いを最大限に尊重しつつも“直感的にわかりやすい”ものとするために、デザイナーや一般の方、そして私も加わっての、様々なアイデア出しや議論が行われました。

 

なお、打合せ場所は、戸田駅前のショッピングビル「T-FRONTE」内のカフェです。私にとっては初めての利用で、噂に違わずオシャレな雰囲気でしたが、店員さんの応対はとても優しく、長居しやすいカフェでした^^

 

自転車ルール教本―安全に走るための3ポイント(持続可能な地域交通を考える会 公式サイト)

 

 

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自転車レーン開通に合わせた啓発を ~平成28年9月議会 一般質問④~

交通と自転車]2016年9月21日(水)

一般質問の報告その4です。(全6回)

 

テーマは、「自転車レーン開通に合わせた啓発」です。

 

市役所南通りは市内で一番のメイン通りであり、そこへ今年度末に自転車レーンが整備されることにはインパクトがあります。

 

そこで、自転車レーン開通のタイミングに合わせ、「街頭パレード」や「広報誌での特集」などの啓発キャンペーンを実施してはどうか、と提案しました。

 

私が、自転車レーンの安全利用のために必要と考える啓発内容は、大きく分けて2つあります。

 

●一つ目は、《自転車》に向けたもので、具体的には、

 

子供・高齢者・身体障害者を除き、自転車レーンのある道路では、「自転車は自転車レーンを走らなければならない」。

 

路上に駐停車したクルマ等があり、よけなくてはいけない場合に、歩道へ逃げる際は「歩行者優先で歩道上の車道寄りを徐行」、車道側によける際は「後続のクルマにサインを出し、駐停車したクルマとの間隔を開けて進む」、バスが停留している場合は「バスの死角は広いので、無理によけようとしない」というものです。

 

●そして二つ目は、《クルマ》に向けたもので、「自転車レーン上の駐停車は控えてほしい」というものです。

 

自転車の安全利用に関して、行政機関は「自転車安全利用5則」を啓発することが多いのですが、今回の自転車レーン開通に合わせて、自転車レーンの利用に特化した啓発を行うことには効果があるのではないかと考えました。

 

私の提案に対する答弁は、

 

「交通規制を伴うパレード実施は困難だが、街頭キャンペーンや広報での特集は検討する。」

 

という前向きなものでしたので、さらに私からは、

 

「通行規制は困難でも、例えばピンクリボンウォークのような歩道上の練り歩きや、(民間団体などによる)安全教室等との同時開催なども、ぜひ検討いただきたい。」

 

と要望をさせていただきました。

 

せっかくの自転車レーンですから、整備して終わりではなく、市民の安全に資するものとなるような取り組みも、行政には行っていただきたいと思います。

 

戸田市議会録画放映(戸田市議会公式サイト)

 

 

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