[議会と選挙]2016年5月22日(日)
先週の木曜日から金曜日にかけて、議会広報委員会で鳥取県の大山町(だいせんちょう)と伯耆町(ほうきちょう)へ行政視察に伺いました。
収穫は大ありでした。
視察の検証は後日開かれる委員会で行われますが、おそらくそこでは「議会だよりのページ数の増加」が主な論点になると思われます。
私が議会広報委員会に所属して今年で3年目となりますが、その間、議会だよりが充実している自治体を視察するたびに、そこで得たものを『とだ議会だより』の改善につなげてきました。
そして今回の視察によってついに、「これ以上の改善を図るにはページ数を増やすしかない」という認識が委員間で共有されたように思います。
ページ数を増やすことで、議会だよりはよりいっそう“読みやすく”なります。
具体例として、上掲画像をご覧ください。
左右どちらも、議案(予算案や条例案など)に対する審議内容をまとめたページですが、それを、左の『とだ議会だより』では「文章」で、右の『議会だより だいせん』では「項目」で表現していることがわかると思います。
このように「項目」で表現することによって、まず“拾い読み”がしやすくなります。次に、「項目」で表現することで必然的に生じてしまう余白は、ページ数増加の要因となってしまうのものなのですが、その余白がかえって読者にとっての“見やすさ”につながります。
「まずは手にもってもらい、次に中身を読んでもらう」ことが至上命題である議会だよりにとって、左右のどちらが理想的かは明らかだと思います。
以下の画像は、委員会審査の内容をまとめたページですが、これも先ほどの例と同様に、「文章」ではなく「項目」でまとめている右のページの方が“読みたい”気にさせるものであることがお分かりになるかと思います。
こちらでも何度か述べていますが、市政に関して議会全体がいまどのような議論をしているかがまとめられた「議会だより」を、できる限り多くの市民に手に取ってもらい読んでもらうことが、住民の政治参加(主権者教育、市民協働など)の土台作りとなります。
ページ数増加のために追加で必要となる印刷費については、今後の委員会で議論されることになると思いますが、仮に、年間プラス百万円前後であるとするなら、その土台作りにかかる費用としては決して高くないと私は考えます。
◎議会だより だいせん(大山町議会公式サイト)
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[まちづくり]2016年5月18日(水)
本日は、「戸田市国際交流協会(TIFA)」の平成28年度第1回理事会が開かれました。
戸田市国際交流協会(TIFA)とは、戸田市民が主体となって国際交流や国際協力を行う拠点として平成11年に設立された公益財団法人で、現在の事務所は新曽南さくらパルにあります。
今回、TIFAの理事会に初めて参加したのですが、まず驚いたのが、理事会の議長(≒会議の仕切り役)が、TIFAの理事長である神保市長であることです。
普段からどのような会議の場においても、あえて空気を読まずに質問したいことを質問するスタンスでいる私ですが、それでも、仕切り役である議長や委員長から「質問はあまりさせないで早く終わらせたい」という空気が出ているとやりづらいものです。
その点、神保市長は、出席した理事へ質問を促し、また理事から出た提案に関して事務局へ再度の答弁を求めたりと、理事にとって発言のしやすい空気を作ってくださいました。
今回の理事会では、TIFAが昨年度に実施した事業の報告と、昨年度の収支決算が主な議題となりました。
理事からは、
「市内在住外国人に呼び掛けて、TIFAとして戸田市制施行50周年イベントに参加してはどうか?」
との良い提案がありました。
また、私からは、
「TIFAの広報誌やFacebookに載っている文章が全て日本語だが、少なくとも英語は併記してはどうか?」
と提案し、それを後押ししてくださる形で、神保市長から事務局に対し、
「英語だけでなく中国語と韓国語を併記しても、市からTIFAへの補助金のうちのわずかな費用でできるはず。」
とのご発言がありました。
また、TIFAが直接的に関わる事業ではないのですが、今年50周年を迎える戸田市に、姉妹都市であるオーストラリアのリバプール市から市長が訪問される予定とのことで、私から、
「現在の市長(私と同じ34歳のイケメン市長)はイスラム教徒なので、ハラール食でもてなして欲しい。」
と要望しました。
TIFAでは、外国人への日本語教室を始めとして、数多くの国際交流事業を実施しています。
市内在住外国人との交流などにご関心のある方は、以下にリンクを掲載したFacebookをご覧ください^^ 内容がとても充実しています。
明日からは、議会広報委員会として鳥取県の大山町と伯耆町へ、1泊2日の日程で行政視察を行います。
◎公益財団法人 戸田市国際交流協会 公式Facebookページ
◎公益財団法人 戸田市国際交流協会 公式サイト
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[教育, まちづくり, 生活と環境, 行財政改革, 産業振興]2016年5月17日(火)
今月末に動き出す6月議会に向けて少しずつ準備を進めているところですが、いまのうちに、3月議会の市民生活常任委員会での予算審査において私が行った主な提案や要望のうち、こちらでご報告できていないものを簡潔にお伝えします。
●「ふるさと祭り」の来場者数は、市役所周辺で開催されていた10年前の10万人から、競艇場の駐車場で開催される現在は5万人に半減しているが、補助金は1,000万円強と依然変わらぬまま。来場者の満足度を高めるためにも、補助金の費用対効果を高めるためにも、実行委員会へ市役所開催を強く働きかけるべき。
●市役所3階にある「白田の湯」の申込カウンターには常時2名のスタッフが待機しているが、暇そうにお喋りしていることが多い。市民へ与えるイメージや経費の削減を考えれば、常時2名は再考すべき。(⇒答弁:来年度からの契約内容変更を検討する)
●市が回収する資源ごみの売上金は毎年約3,500万円で、そのうちの3,200万円は町会に対して資源回収事業協力謝礼金として分配し、仮に売上金が3,200万円を下回った場合でも町会へ3,200万円を分配する制度があるが、その制度に対してマンション単位で資源ごみを回収している住民などからの納得が得られるようにすべき。
●商店街の街灯のLED化に補助金を出しているが、商店街が市と国の補助金をうまく活用すれば自己負担無しでLED化でき、そうすれば、市からの街灯光熱費に対する補助金も削減でき、環境対策にもなる。商店街に対して、街灯LED化のさらなる周知徹底を。
●「戸田市工業見える化マップ」への既存の参加事業者に対して年度継続の依頼を送付して返信の無かった場合は、その事業者をマップへ掲載しないという対応を市はとってきたが、返信を忘れてしまっただけの事業者が実際に存在している。今後は、返信の無かった事業者に対して照会を行っては。(⇒答弁:来年度は照会を行う)
●スポーツ推進員の人員確保のために10年任期の撤廃を検討しているとのことだが、活動のモチベーションを維持するため、任期撤廃に併せて、戸田市10年表彰の対象にスポーツ推進員も加えてはどうか。(⇒答弁:検討したい)
●下水道事業の独立採算化に向けて下水道利用料見直しの検討が進められているが、見直しが決定してからではなく、いまの段階から、利用料見直しの必要性を市民へ広く周知していくべき。
●【番外編】「戸田の水来(500mlペットボトル)」の販売価格である100円は、一般のミネラルウォーターの価格と同等であり、販売の競争力が弱い。価格を低く設定すべき。(⇒答弁:製造原価が90円のため難しい)
その他の提案については、以下の記事をご覧ください。
●戸田市役所にある「平和像」の作者 岸澤武雄氏(真木大輔公式ブログ)
●市制50周年「tocoバス無料運行」に車内バスガイドを!(真木大輔公式ブログ)
●「戸田橋花火大会」に来られた大勢のお客さんをみすみす逃している(真木大輔公式ブログ)
●選べる「記念樹」が増えました ~平成28年度予算 委員会審査~(真木大輔公式ブログ)
●「公園の整備」にお母さんや子供たちの声を反映させるために(真木大輔公式ブログ)
なお、以上の提案以外にも多くの質問を行っており、他の委員の方も、例えば「北戸田駅東口の違法駐輪対策の強化を」「笹目コンパル利用料の適正化を」などの提案を行っています。
それらをすべてお伝えするのは困難ですし、また、委員会の議事録はネット等で公開されていないので、ご関心がおありの方はぜひ委員会を傍聴することをおすすめします。
正直、議場での本会議を傍聴するよりも面白いと思います。
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[交通と自転車]2016年5月15日(日)
先日、こちらでご報告した『パーキングプレス』への掲載に関しまして、出版社の許可を頂き、記事を公開させていただきます。
実を言うと、執筆の依頼を頂いたのは3月14日で、締切は4月15日だったのですが、私が執筆にとりかかったのは締切日の夜10時頃でした。
普段から文章を書く機会は多いので「2,3時間でちゃちゃっと書けるだろう」という過信があったのと、「原稿の締切には遅れるもの」という(なぜか今回だけ)妙な作家風を吹かしてしまったのが原因でした。
実際は、原稿の完成まで丸1日半かかってしまい、編集の方にはご迷惑をお掛けしてしまいました。
ただ、完成した原稿をご覧になって「新連載の第1回に相応しい内容」との評価を頂けたので、安心しました(笑)
今回掲載の機会を頂けたことは、私のこれまでの自転車政策に関する取り組みの「まとめ」を作成する良い機会になりました。
一般誌に「政治家そのもの」が掲載されることはよくありますが、このような専門誌に「活動そのもの」が掲載されることはそれほど多くありません。
3年前の選挙当選当時はただママチャリに乗っていただけの私が、その後どのような経緯で自転車政策に取り組む議員となったかについて、今回の寄稿文にまとめています。
よろしければご覧ください。
◎パーキングプレス公式サイト
◎ママチャリ乗りが「自転車議員」になるまで【※PDFダウンロード可】
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[まちづくり, 産業振興]2016年5月14日(土)
金曜日の夕方~夜にかけて、予備校講師時代の先輩からのお誘いで、立川市の国立昭和記念公園で開催されている巨大フードフェス「まんパク2016」を視察してきました。(※もちろん私費です。念のため。)
まんパクとは、「満腹博覧会」の略称で、東京での開催は6年目を迎え、昨年は19日間の開催で約40万人が参加しました。
会場では、全国の物産展・イベントでの人気店や、音楽フェスのフードエリアで名物化している「フェス飯」など、50を超える店舗が出店し、その他に、キッズエリアやパフォーマンスステージ、まぐろ解体ショーや縁日コーナーなども用意されていました。
私が視察したのは金曜日でしたが、客層はファミリー層がメインで、夜になると仕事帰りの会社員が増えました。
何故まんパクを“視察”したかと言うと、昭和記念公園と同じような広い芝生スペースを有する、戸田市の彩湖道満グリーンパークで、このような大きな「イベント」が開催される可能性を探りたかったためです。
今回視察してみて感じたのは、まんパクが「現代のお祭り」であるということです。
これまで、日本のお祭りにはいわゆる「テキ屋」が出店していましたが、ここ最近は、暴力団排除条例の影響などもあってテキ屋の出店が減り、代わりに「地元商店」が出店するという流れがあると感じています。
これはこれで地域経済振興にとって望ましいことではあるのですが、一方で、地元商店の出店ばかりだと“地味”だというのも事実です。
それらの流れとは別に、いまや、音楽フェスや大きなお祭りなどの数日間開催される各地のイベントを巡業し、新鮮な魚介や世界の肉料理、ご当地ラーメンやおしゃれなスイーツなど、ある程度クオリティの高いフードを提供する飲食店がいくつも存在しているようで、まさにこれは「現代のテキ屋」と言えます。
今回のまんパクは、それら現代のテキ屋を一堂に集めたお祭りというわけです。
まんパクを企画・主催しているのは民間企業(文化放送、ロッキングオンジャパン)であり、立川市は後援に過ぎません。
例えば、まんパクを戸田市の彩湖道満グリーンパークで開催するとなれば、そこに人が集まるかどうかが特に重要になってくると思われ、そうなると、駅から遠く交通の便が良いとは言えない彩湖道満グリーンパークには、主催者にとっての魅力が少ないかもしれません。
まんパクの開催は難しいとしても、彩湖道満グリーンパークのあの広大な芝生スペースで、何かしらのイベントが開催されれば、私はいち戸田市民としてワクワクしますし、戸田市のブランド力向上にも繋がるのではないかと思います。
そんな視点を、これから持っていこうと思います。
あ、最後に、「本マグロ三食丼(2000円)」がめっちゃウマかったです。
◎「まんパク2016」公式サイト
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