本来あるべき道路シェアの形 ~戸田市の自転車走行空間整備~

交通と自転車]2016年2月22日(月)

来年度の自転車レーン整備に関する予算を審議する前に、ここ最近整備された北戸田周辺の自転車レーンを確認してきました。

 

感想としては、やはり戸田市の自転車レーンのクオリティは高いということです。

 

掲載写真は、上から順に南陵高校前、北戸田イオン前、日本銀行前のものですが、このような自転車レーンの整備が難しい道路にも、矢羽根の設置やセンターラインの削除などの工夫により、しっかりと「自転車の走る空間」を整備しています。

 

実際に、以下の写真2枚をご覧いただけばお分かりの通り、トラックが自転車の走行空間をよけるように車道中央に寄って走っています。ここでトラックが対向車とすれ違う場合は、速度を落とすことになります。

 

 

 

最優先に守られるべき「歩行者」が歩道を安心して歩き、「自転車」は車道左側を快適に走り、交通強者である「クルマ」はそれらの存在を気遣いながら車道中央寄りを走る、という本来あるべき道路のシェアの形がここにあります。

 

そして、来年度の自転車レーン整備予定箇所は、なんと「戸田市役所前」です。
これにより、市役所南通りのドイトから国道17号までの間に連続的な自転車レーンが整備されることになります。
3月議会では、その市役所前の自転車レーンの整備形態に関する質疑も行う予定です。

 

(注)本投稿において、「自転車レーン」という用語を、正確な意味ではなく自転車走行空間という意味で用いています。

 

 

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