昨夜は、南青山で開催された「自転車に優しい街 指名コンペティション」に参加しました。
「自転車に優しい街」を宣言している港区青山にふさわしい環境を、国内外の5つの設計事務所が提案し、東京藝大教授や青山商店会理事長、港区協働推進課長などによる審査が行われました。
私が感銘を受けたのは、優秀賞(2位)を受賞された「SUPPOSE DESIGN OFFICE」による、自転車ラックと一体化したベンチです。
現在の駐輪場が殺風景で長く居たくない空間となっていることを課題と捉え、ひとが寄り添って集まる場所に自転車を溶け込ませようと提案されたものです。
この駐輪場の現状に対する捉え方は、言われてみないと気付かない、しかし、言われてみると気になる、素晴らしい着眼だと思います。
なお、最優秀賞(1位)を受賞されたのは「千葉学建築計画事務所」による、青山通りの自転車ハイウェイと、ガードレールを利用した自転車ラックです。
5つの設計事務所による提案には、「まちの空きスペースを自転車空間に転用する」という発想での提案もあれば、その逆で、「自転車空間のためにまちのスペースを作る」という発想での提案もあり、聴いていて非常に興味深かったです。
さて、高度経済成長期からいまだにクルマ社会にとどまっている日本ですが、欧米では、人にやさしい自転車や公共交通のまちづくりがどんどん進んでいます。
私が3月議会で行う一般質問では、「公共交通・自転車・徒歩を含めた総合的な交通まちづくりビジョンの策定」を戸田市に提案します。
◎東京・青山の街に映える自転車パーキングを発表 ガードレールや歩道橋下の活用も(Cyclist)