台風9号が通過した戸田市の状況について
[安全と防災]2016年8月22日(月)
関東地方を直撃した台風9号ですが、戸田市では、一部の道路の冠水と、床下浸水が25棟あったのみ(23日7時 埼玉県発表)で、幸いなことに大きな「内水被害」は無かったようです。
戸田市を台風が通過した後も、荒川上流流域での大量の降雨が起こす荒川氾濫による「外水被害」を心配しましたが、事なきを得ました。(※なお、荒川の笹目橋付近の最高水位は22日23時の3.73m。平常時の水位は1m前後。堤防が耐えられる水位は14mです。)
私は、台風通過中は市役所におりましたが、市役所では5階大会議室に災害対策本部が設置され、多くの職員さんが防災服に着替えて、災害対策に関する協議や市民からの電話応対、現場に出向いての対応等に追われていました。
戸田市は水害のリスクと隣り合わせであることを改めて実感しましたが、今回のように台風の上陸があらかじめ予想されている場合は、
●事前に、「排水マスの清掃」や「周辺の落ち葉やごみの清掃」、「土のう対策」を行う。
●冠水中は、不要な外出を控える。
●荒川氾濫の危険を察知したときは、早めに戸田市から逃げる。
という意識を徹底していただければと思います。
掲載した写真は、市役所2階エントランス付近にある喫煙所の様子です。普段は喫煙される方が座っていることの多い集水器から雨水が噴き出しており、こんなところからも大雨の恐さを感じました。
◎台風第9号による被害状況について 第6報(埼玉県公式サイト)
◎水位・雨量・ライブ映像【笹目水位観測所】(国土交通省)
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