本日は、市民による企画講座「戸田市で想定される水害の原因と避難」を 受講しました。
講演されたのは、かねてから戸田市の防災対策に協力していただいている群馬大学災害社会工学研究室の金井昌信氏です。
先日の関東・東北豪雨の事例を交えながら、「戸田市で洪水が起きたらどうするか?」についてとても分かりやすく説明してくださいました。
かなり要約すると、以下の通りです。(掲載したスライド写真8枚も抜粋したものです。)
●戸田市域での大雨による冠水(=内水氾濫)は、たびたび起こるが被害は小さい。
⇔荒川上流域での大雨による荒川堤防の決壊(=外水氾濫)は、めったに起こらないが、被害は大きい。
●今回もし線状降水帯が西にずれていたら、荒川堤防の決壊は起こり得た。その場合、戸田市全域が浸水する。
●近年、ゲリラ豪雨の回数は多くなっている。また、台風の数自体は減っているが、大型台風の数は増えている。
●荒川が氾濫した場合の避難方法は、安全に移動できるうちにより遠くorより標高の高い地域に逃げることが望ましいが、安全に移動できなければ近くの高い建物に逃げる。ただしその場合は、不便な避難生活を覚悟する。(電気と上下水道はストップします。)
なお、これらの内容はすべて『戸田市ハザードブック』に盛り込まれていますので、いま一度ご確認いただきながら、ご家族で荒川氾濫の際の避難方法(例えば、早い段階で田舎に逃げる等)について話し合っていただければと思います。
また、「もし、荒川左岸堤防が決壊したら…」という戸田市のシミュレーション動画を、以下のリンク先でご覧いただけます。
本日の講演会場では、戸田公園駅西口の浸水シミュレーションが放映されたときに、一番どよめきが起きていました。
(1)氾濫シミュレーション
(2)浸水シミュレーション