ここ2日、出かける前にTVをつけたらモーニングバードが流れていたのですが、今日の特集が「子供の見守り放送」、昨日の特集が「人間ピラミッドの危険性」でした。
「子供の見守り放送」については昨年の9月議会において、「人間ピラミッドの危険性」については今年の6月議会において、すでに私が一般質問で提言しています。
●子供の見守り放送については、子供への声掛け事案が集中している下校時間での放送実施を提案したところ、その時間帯に新たに防災行政無線を放送するのは(音に対する苦情の問題で)難しいようでしたので、現行の夕焼けチャイム(=子供の帰宅を促すもの)を、子供の声による「地域のみなさん、今日も私たちの見守りをお願いします。」という見守りを促す内容に変更してはどうかと提案しました。
答弁は、「PTAや関係各課と協議し検討する。」というものでした。現時点では、まだ実施されておりません。
●人間ピラミッドに関しては、事故件数が非常に多く、また負傷箇所が危険であり、さらに指導要領への記載もないことから万が一の事故があった際に賠償責任が問われる、という問題があります。
もちろん、「人間ピラミッドこそが運動会の華」という意見をお持ちの方がいらっしゃるのは承知していますが、集団演技を発表する場は人間ピラミッド以外にもあります。
さらに私は、人間ピラミッドが観覧者の感性を刺激するその根底には“危険性”の存在があるのではないかと私は考えています。観ている側が人間ピラミッドの危険性を認識しているからこそ、ピラミッドの完成に感動を覚えるという構造です。
危険なものはすべて止めさせろと言っているわけではありません。
公表されている事故データを見れば、人間ピラミッドの危険性が許容範囲を超えていることはすぐに分かります。
(※詳しくは一般質問の録画映像をご覧ください。)
子供の見守り放送も人間ピラミッドの自粛も、子供たちの安全を優先するのであれば必要な対処です。今回のTV番組が、世論を喚起するきっかけになればと思います。