本日は、戸田市文化会館で毎年1月に開催されている、「未来を拓く『学び』推進事業」「21世紀型スキル育成研修会」の報告会に参加しました。
埼玉県教育委員会+東大CoREF+intelの「官学民」による連携事業で、今年度が3年目にあたります。
また、文科省による新しい学習指導要領の説明もありました。
どちらの目指す方向も、私としては大変正しいと感じます。
「受け身での学習による知識当てはめの教育」から、「主体的な学びによる知識活用の教育」への転換です。
今回の、報告会に参加して目からウロコだったのは、
「知識活用力などの新しい学力(21世紀型スキル)は、新たに身に付けさせるものではなく、元々人間に備わっている能力であり、それは、生徒の主体的な学びを促す環境を整備することで自然と引き出される。」
という言葉でした。
別の表現としては、
「《学び》は、学んだらその次の学びが出てこないと《学び》ではない。子供達が、自分の納得に向けてじっくり考えられる環境を作ることが大切。」
というものです。
このような学びにおいて、PCやタブレットなどのICT機器は「多様な表現手段のためのツール」として活用していくべきもの、ということです。
国内では埼玉県が、そして戸田市内では笹目中学校が率先して導入し成果を上げており、おそらく今後は、戸田市全域に普及していくものと思われます。
私も、2年前に行った議員として初めての一般質問において、21世紀型スキル育成の市内推進を求めました。
文科省の方もおっしゃっていましたが、教育にも「不易と流行(変わらない本質的なもののなかにも時代に対応させていくものが必要)」があります。
社会環境が急速に変化している時代にあって、教育も、変化させていくべきものは躊躇せずに変化させるべきです。
そしてありがたいことに、社会は、より人間らしいもの(言い換えると、人間にしかできないもの)を尊重する時代に移ってきていると感じます。