子供達は学校の先生であろうと民間の先生であろうと素直に受け入れる
[教育]2016年3月10日(木)
本日は議会の休会日だったので、笹目東小学校で実施されている「春の学力ぐんぐんアップ授業」を見学させていただきました。
これは、以前にこちらで取り上げた「Teach For Japan」との連携による放課後の補習授業で、埼玉県内では初の取り組みです。
教師を目指す民間経験者を研修し学校へ派遣するTeach For Japanにとっては、研修生に学校現場の経験を積ませることができるというメリットが、そして笹目東小学校にとっては、多くの指導員を配置することによるきめ細かい補習授業を、“人件費を掛けずに”実施することができるというメリットがあり、まさにWin-Winの関係です。
また、子供達にとっては、学力面のみならず、ふだん接することのない大人とのコミュニケーションを図ることによる情操面でのメリットもあると思います。
今回は、3学年から5学年の希望者(95名)が、それぞれの学年で習熟度別に3クラスに分かれたうえで、「2コマ×5日間」の補習授業が行われています。
笹目東小の校長先生いわく、今後も、教職員が通知表を作成する期間を活用して継続的に実施していきたいとのことでした。
今回の取り組みを見学させていただき、以前の私であればもっと感激したところなのですが、正直、このような光景を見るのに慣れてしまった自分がいることに気付きました。
日本の教育行政においてなかなか進んでいなかった民間機関との連携が、戸田市の教育現場では“日常的に”行われるようになってきているからです。
むしろ、「行政と民間との連携」という(一般の行政にとっては)当たり前のことが、今後戸田市の小中学校で自然に行われている光景を想像し、感慨に浸りました。
一方で、子供達はそんなこととは関係なく、学校の先生であろうと民間の先生であろうと、素直に受け入れています。
それが全てだと思います。
◎記者発表資料:笹目東小「春の学力ぐんぐんアップ授業」(戸田市公式サイト)
◎教師になりたい社会人と“こども”のままの教師 ~Teach For Japan~(真木大輔公式ブログ)
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