戸田市教育長の“教育への想い”

教育]2016年7月11日(月)

さまざまな教育改革の推進により、いまや全国から注目を浴びている戸田市ですが、メディア等でその施策が紹介されることはあっても、本市の教育行政のトップである戸ヶ崎勤教育長の“教育への想い”を伺うことのできる機会は、それほど多くはありません。

 

以下は、日本教育新聞(平成28年6月20日発行)【画像】に掲載された戸ヶ崎教育長のインタビュー記事からの抜粋です。

 

「非行を繰り返す生徒は繊細で純粋な子が多いと思っています。
時には厳しく叱られることを欲していたり、迎合したりお世辞で褒めると、すぐに見抜いたりする子が多いのです。つまり、大人に対する鋭い観察眼を持っており、教師の真剣さや愛情はとても敏感に感じ取ります。」

 

「二つ目の『生徒指導の王道は学力向上にあり』ということですが、つまらない授業で静かにしていろというのは大人でも苦痛です。主体的・協働的な学びを展開することで子供たちが自己実現できます。」

 

私から付け加えることはありませんが、このご発言から、戸ヶ崎教育長が常に「子供側の目線」を持っておられることが伺えます。

 

ひとは、大人になると子供よりも知っていることが増えます。
だからこそ、大人はそれを子供達に教えていく責任があるのですが、そこにおいて子供側の目線を失ってしまえば、大人からの教育は、子供達にとって押しつけにさえなってしまいます。

 

教育は、大切です。
しかし、教えるものが大事なことであればあるほど、それが“結果”として表れるのには時間がかかります。
積極的な改革を進める一方で、子供側の目線を持ち続けておられる戸ヶ崎教育長には、来たるべき社会にも対応しうる本来のあるべき教育の実現に向け、引き続き戸田市をリードしていただきたいと思います。

 

明日から1泊2日で、「コミュニティバスの活性化」をテーマに、岐阜県岐阜市と愛知県豊田市へ、交通対策特別委員会の行政視察に伺います。

 

新しい教育長が就任(真木大輔公式ブログ)

 

 

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