昨日、6月議会が閉会しました。
議会での審議内容については、8月1日の発行に向けて鋭意編集中の『とだ議会だより』をご覧いただければと思いますが、こちらでもトピックをいくつかご報告しておきます。
①東小・東中の建て替え設計
隣接している戸田東小学校と戸田東中学校の老朽化が進んでおり、それらを一体的に建て替えるための設計費の補正予算です。
結果的には賛成多数で可決されましたが、反対側からも賛成側からも「こんな大きなことなのに、議会への事前説明が無かったことは遺憾。」という意見が出されました。
私の見解は、「隣り合っている小中学校を一つに建て替えることに大いに賛成。小中一貫化や学区などの運用面に関しては、今後議会や地元としっかり協議を。」です。
②待機児童急増にともなう意見書提出
戸田市の待機児童数が「昨年34名⇒今年106名(埼玉県内最多)」と急増したことから、戸田市に「待機児童緊急対策本部」が設置されました。
戸田市としては保育園を増やしたくても、このところ民間保育園がなかなか参入してくれません。
そこで、議会として、国に対して意見書を提出しました。
意見書の内容をざっくりと説明すると、「戸田市の保育園に対する国からの補助金率は、近隣市よりも圧倒的に少なく、それが戸田市への民間保育園参入の障壁となっている。補助金率の見直しを!」というものです。
なお、民間保育所の新規整備に対してこれまでは戸田市からも補助金を出していたのですが、歳出削減の一環として昨年度からそれを廃止したことも、民間保育園参入のさらなる障壁になっていると思います。
「待機児童緊急対策本部」では、このあたりの補助金についての対応も検討されると思います。
③議場への国旗と市旗の掲揚
「戸田市議会の議場に国旗と市旗を掲揚すべき」という市民からの請願が議会に提出され、賛成多数で採択されました。
かねてから国旗の掲揚に反対されている会派がいらっしゃいますが、私からすれば、民間企業が社旗を掲揚するように、地方議会が国旗と市旗を掲揚することは当たり前のことだと思います。
④戸田市名誉市民
昨年10月に「戸田市名誉市民条例」が施行されて初めて、市長から名誉市民選定案が議会に提出され、一部の退席者を除く賛成により同意されました。
戸田市名誉市民第一号は、戸田中央医科グループ会長の「中村隆俊氏」です。
戸田市の発表によると、選定の理由は、
「長年にわたり、戸田市民から厚い信頼を得て、本市の医療・福祉・保健分野に多大な貢献をした功績に加え、スポーツ分野(ボート、ソフトボール、ラグビー)、環境分野(花と緑のまちづくり)、防犯分野(蕨・戸田警察官友の会・わっとパトロール)、雇用分野(グループ内雇用)、社会奉仕分野(戸田ロータリークラブ・献血運動)など、様々な分野において本市の発展に積極的に寄与された功績が認められたため。」
とのことです。
以下に掲載した画像は、今議会での議員別採決状況です。
◎平成28年第3回定例会の概要と議員別採決状況及び議決結果一覧を掲載しました(戸田市議会公式サイト)