下水道事業の独立採算 ~市民生活常任委員会の予算審議から~

生活と環境]2015年5月9日(土)

国の方針により、戸田市は数年以内に、下水道事業に対して「公営企業会計」を導入する予定です。

 

公営企業会計を導入することにより、経営状況が明確化され、さらに「独立採算制の原則」が徹底されることになります。
(※独立採算制が適用されるのは、下水道事業のうち「汚水事業」についてです。「雨水事業」については今後も公費負担となります。)

 

戸田市の下水道使用料は、16年間改定されておらず、日本で一番安い使用料として一部の方には知られていました。(私は最近知りました)
しかし、その安い下水道使用料は、戸田市からの年間2億円以上の補助金でもって維持されてきました。もちろん、その補助金は市民の税金です。

 

おそらく数年以内には、下水道使用料のみで事業が賄えるよう、下水道使用料が改定されることが見込まれます。
これは、市民負担の公平性の点からも望ましいことであると、私は考えます。

 

委員会では、以下の質疑を行いました。

 

Q. 先般の「敬老祝い金の改定」「駐輪場利用料金の改定」「上戸田地域交流センターの利用料設定」等では、市民の方々からなかなか理解を得られていない状況がある。今後、下水道使用料を改定する場合には、市民のみなさんに納得していただけるような、きちんとした説明を前もって行っていく必要があると考えるがいかがか?

 

A. 説明をしていくことが必要と認識している。料金に絡む改定事項に関しては、決算状況等を含め、しっかり公表して説明を行っていく。

 

※なお、上水道事業に関しては、既に公営企業会計を導入済みで、黒字運営となっています。

 

【参考】全国水道料金表DB

 

 

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