地域プレミアム付き商品券 ~市民生活常任委員会の予算審議から~

産業振興]2015年3月13日(金)

本日は、午前中に新曽中学校の卒業式に来賓として参加し子供達の前途を祝した後、午後は市民生活常任委員会が開かれました。

 

報告したい内容はいくつかありますが、まずは昨日の委員会で審議した「地域プレミアム商品券」について。

《事業全般について》

 

●500円券26枚綴り(=13,000円分)の1冊を10,000円で販売。26枚の内、16枚は大型店を含む市内全店舗で使用可能、10枚は大型店以外の市内中小店のみで使用可能。

 

●3万冊を販売し、1世帯当たり3冊まで購入可能。

 

●応募ハガキは、5月15日発行の『戸田市広報』に折り込み。他に、市内公共施設やJR3駅のラックに配架。

 

●応募多数の場合は抽選。当選者にのみ当選通知ハガキを送付し、当選者には7月25日・26日の2日間に市内3か所で販売。

 

●市内の商業振興が目的であるため、戸田市民以外の購入も可能。(※逆に言うと、戸田市民が都内や近隣市などのプレミアム商品券を購入することも可能。)

 

●購入者へのアンケートの景品として、現時点では戸田橋花火大会の鑑賞席チケットなどを検討中。

 

●プレミアム商品券を使用可能な中小店については、4月1日発行の『戸田市広報』で募集。

 

《以下、私の質疑とそれに対する担当課の答弁》

 

Q. 戸田市の経費は?
A. すべて国と県からの補助金で賄うため、戸田市の持ち出しは無し。(※プレミアムの20%分と諸経費が国、プレミアムの10%分が県による負担。)


Q. プレミアム率を30%にした理由は?
A. 支給される補助額は決まっており、その中で発行部数とのバランスから設定。

 

Q. 県内他市のプレミアム率の状況は?
A. プレミアム率20%が7市、プレミアム率25%が1市、プレミアム率30%が32市。(東京にはプレミアム40%の自治体もあるとのこと。)

 

Q. 多くの世帯が当選できるようにすべきと考えるが?
A. 広い世帯に購入してもらえることと消費喚起とのバランスから、1世帯3冊までの上限を設定。

 

Q. 応募ハガキの発行部数は?
A. 検討中。
⇒応募ハガキが折り込まれる『戸田市広報』は町会未加入者には配布されない。公平性の観点からも、ラックに配架する応募ハガキは多目に発行することを要望。

 

Q. 不正応募への対策は?
A. 経費が掛かるため、住基情報との照合による購入者のチェックは行わず、良心に任せる。(※同一住所から別名義で応募があった場合は、別世帯として扱われる。)
⇒家族や実在しない者の名前を濫用し、同一住所であるにも関わらず別世帯として応募する不正行為が行われると予想される。公正さを保つために、対策を要望。

 

Q. 事業者が自ら購入したプレミアム商品券を売上げに不正計上することが考えられるが、対策は?
A. 事業者は購入できないようにする。

 

 

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