[教育]2016年4月21日(木)
本日は、教育委員会定例会を傍聴しました。
先日こちらでもお伝えした通り、今年度から教育委員会事務局の指導課が「教育政策室」に格上げされ、職員数も増強されました。
教育政策室には、本日の埼玉新聞【画像】で取り上げられた、文科省からご出向の渡部剛士氏(35)も配属されており、本日は渡部氏の初お目見えの定例会でした。
渡部氏が受け答えをされる機会はわずかでしたが、会議中にタブレットを使用されていたこと(←良いこと)と、答弁の切り返しの判断が素早かったこと、そして喋り方が私よりも早口だったことが印象的でした(笑)
さて、本日の定例会でも教育委員による様々な提案がありましたが、事務局の体制が強化されたこともあってか、それらの提案がしっかりと受け止められているように見受けられ、安心して議論を聴くことができました。
以下、定例会での報告事項とそれに関する議論から、いくつかを抜粋します。
《埼玉県学力テスト》
・2年目の今年度からは、子供たち個々人の「学力の変化」を把握できる。
・戸田市では全教員を対象とした調査も行い、「どの指導法が効果的か」を分析する。
《民間出身教員》
・Teach For Japanからの民間出身教員が戸田市に2名配置。
・着任から2週間が経過し、授業面での改善の余地はあるが、子供を惹きつける人間的魅力には他にないものがある。
・2名とも英語が堪能であり、これからの小学校での英語授業化に向けて、今後、既存の小学校教員に英語研修を行うだけでなく、すでに英語のできる人材に特別な教員免許を与えるという方策も考えられる。
《私立・国立中学校への進学率》
・市内全体で10.07%。
・学校単位で見ると増減傾向にばらつきはあるが、市全体で見ると進学率は減少傾向。
・教育委員会としては、進学率を減らす(=戸田市の中学校が選ばれる)努力をしていきたい。
《岸澤武雄展》
・戸田市役所にある平和像を制作した岸澤武雄氏の作品展が戸田市制50周年を記念して開催されるが、それに合わせ、専門家のファシリテーターを付けた子供達対象の鑑賞会を実施する。
各小中学校の運動会・体育祭の実施日程についての報告もありました。
これに関して教育委員から質問は出ませんでしたが、平成26年6月議会で私が危険性を指摘した「組体操」について、先月に文科省より「安全性が確保できなければ実施を見送るよう」求める通知があったことからも、戸田市の小中学校の対応に関する質問があって欲しかったです。
(追記:前月に開催された臨時会で組体操に関して議論されたことが、後日分かりました。)
なお、教育委員からの提案により、次回定例会において議論される予定となったテーマは次の通りです。(私は残念ながら次回欠席)
●学力テストの活用
●アクティブラーニングの学校での実践と保護者へのPR
●小中一貫教育の方針
●英検3級対策と検定料補助
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[子育て]2016年4月19日(火)
みなさん、笹目の児童センタープリムローズの1階で実施されている「プリムの不用品交換」をご存知でしょうか?
これは、不用になった子供の玩具や雑貨・衣類などを出品し、出品した数だけ、他の出品物を受け取ることができるシステムで、以前はバザールとして開催されていたものが、要望により2年程前から常設で開催されるようになったものです。
私はつい先日までこの事業を知らなかったのですが、プリムローズの施設長に伺ったところ、保護者の方々からの反響はとても大きいようで、平日には、近隣住民や子育てイベントの利用者によりほぼ毎日出品・交換があり(一度に20品ほど出品される方も!)、土日には、クルマで来られてベビーバスなどの大型の不用品を出品される方もいらっしゃるそうです。
職員さんにとって出品物の汚れチェックなどの事務負担はあるものの、当初の想定を超える需要や「すごく助かります」との保護者の方の声を前にやめるにやめられない、との嬉しい悲鳴をあげておられました。
また偶然、この取り組みをご存知でない市内のお母さんから、以前、「こどもの国に、子供の不用品をリサイクルするスペースを作って欲しい。」とのご意見を頂いていたので、そのご意見を昨日担当課へお伝えしたところ、「こどもの国の指定管理者に提案してみる」との回答を頂きました。
私にも娘ができたことで、この「子供不用品シェア」がのありがたさが本当によく分かります。
仮に今後こどもの国でも実施されることとなれば、間違いなく人気の事業になると思います^^
◎プリムの不用品交換(プリムローズ公式サイト)
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[安全と防災]2016年4月18日(月)
このたびの熊本県を中心とする地震によって亡くなられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。
戸田市では、本日から日本赤十字の「熊本地震災害義援金」の受付を行っています。
受付場所は、市役所1階(福祉総務課)・2階(総合案内)、福祉センター(東部、新曽、西部)、上戸田あいパルです。
また、窓口で申し出れば、所得税や法人税等の控除を受けるために必要な受領証を発行してもらえます。
被災された地域の一日も早い復興をお祈りいたします。
また、この度の震災を契機に、戸田市のみなさんにはいま一度、「建物が耐震性を満たしているか」をご確認いただければと思います。
ご参考のため、以下に、本年1月に投稿した防災講演会に関する報告記事からの抜粋を再掲します。
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①阪神淡路大震災で亡くなられた方の死因の83.3%は建物の倒壊であったことから、家具には固定器具を付けるべき、また、できれば家具を背の低いものにすべき。
②阪神淡路大震災で亡くなられた方は、お年寄りと若者が多く、それは、古い家や木造アパートに住んでいたためであることから、お子さんが大学進学等で一人暮らしをする場合には、「木造アパートの1階は避ける」または「耐震性がある物件か」などを引っ越し先を選ぶ際の基準にすべき。
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なお、戸田市による被災地支援として、まずは、レガッタで繋がりのある熊本県菊池市からの支援要請を受け、「戸田の未来(500ml飲料水)」2,016本の提供を行ったとのことです。
◎平成28年熊本地震災害義援金の受付について(戸田市公式サイト)
◎【記者発表資料】熊本地震被災地支援(熊本県菊池市へ飲料水を提供)について(戸田市公式サイト)
◎「耐震性を満たしているか」を判断基準に(真木大輔公式ブログ)
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[教育]2016年4月14日(木)
戸田市役所にある「平和像」をご覧になられたことのある方は多いと思いますが、この像の作者である岸澤武雄氏を存じでない方は多いと思います。私もその一人です。
岸澤武雄氏は、1912年に川口市で生まれ、現在の東京芸術大学を首席で卒業後、川口市で中学校と高校の教師を務められましたが、その間も創作活動を行い、戸田市から依頼を受けた「平和像」を制作するにあたり、1970年に教師をやめて戸田市に越して来られました。
1992年に享年80歳で亡くなられましたが、岸澤氏はご自身の作品を商業ラインに載せることをしなかたっため、作品が世に出回っておらず、その多くはご遺族の方が所有しているとのことです。
そしてこの度、戸田市が市制施行50周年を迎えるにあたり、ご遺族の方からのご依頼により、50周年記念事業として「岸澤武雄作品展」(予算額165万円)を開催するに至ったとのことです。
市民生活常任委員会の予算審査では、これらの経緯について質問を行いましたが、最後に一つ提案を行いました。
今後、戸田市にゆかりのある岸澤武雄氏について戸田市民へ周知していくことは大切なことだと思うのですが、そのための有効な方法は「子供たちに教える」ことです。
そこで私は、今年1月の教育委員会定例会のなかで、「平成27年度 戸田市教職員 施策提案」において銀賞を受賞した「『子供版 戸田市史』の作成」という提案について、教育委員が「作成は可能か?」という質問を行い、担当課から「作成は可能」という答弁があったことを思い出し、
「『子供版 戸田市史』のなかで岸澤武雄氏について記載してもらうよう、教育委員会に依頼してはどうか?」
と提案しました。
私の出身地は茨城県日立市ですが、日立にゆかりのある著名人についておぼろげながらでも覚えているのは、小学校などで教えてもらったからだと思います。
まずは『子供版 戸田市史』の作成、次に市史への岸澤武雄氏の記載、これらを期待したいと思います。
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[子育て, まちづくり]2016年4月13日(水)
公園の整備については、かねてから市内のお母さん方より多くのご意見を頂いています。
それらのご意見は、集約すると、
「公園の整備に私たちの声を反映してほしい。」
というものです。
遊具一つの交換であっても、その公園でいつも遊ぶ子供達やお母さん方にとっては、大きなことです。
そこで、私は機会のあるごとに行政へ提案を行ってきました。
具体的には、以下の2つです。
①新曽の消防署裏の公園新設にあたってのワークショップに新住民も参加させる。(平成27年12月議会 一般質問)
②下前公園【掲載写真】の改修案を、地元町会だけでなく隣接マンションの組合にも提示する。(平成28年3月議会 質疑&委員会審査)
ただし、行政の内部ですでに公園整備の計画がある程度進んでしまっている場合は、それに対して個別的な提案を行ったとしても限界があります。(上記②がそれに当たります。)
そこで今後は、公園を「新設」する場合でも「改修」する場合でも、事前に地元町会や新住民、子供達を交えたワークショップを開催して整備内容を決めていく、という体制が構築されることが望ましいと考えます。
しかし、そのような「体制の改革」には、議員個人として議会で一般質問などを行うよりも、複数の議員が集う「委員会」として取り組むことの方が効果的であり、そこで、私の所属する市民生活常任委員会では、今年の年間活動テーマを「地域に親しまれる公園について」とし、公園整備の改革に取り組んでいくことになりました。
現在、委員長や事務局と行政視察先の選定を行っているところですが、理想的な公園整備を実施している先進自治体は思ったよりも多いことに驚きました。
以下、それらのなかで特に印象的な事業説明文を抜粋します。
従来の公園づくりは、行政や専門家主体でおこなわれ、必ずしも地域住民のニーズに対応したものではなかったのではないでしょうか。
このような行政主導で行う公園づくりは、近隣住民の反対や批判が生まれるだけではなく、あまり活用されない施設を設置するようなケースもあり、さまざまな問題を生じることが少なくありませんでした。
そこで、ワークショップ(住民参加型・住民協働)の考え方が生まれてきました。
これまでは、住民説明会にて行政案を提示し、そこで参加者の意見・要望を聴き、リニューアル内容を決めていました。
しかし、住民説明会による合意形成では、いわば「行政におまかせ」のリニューアルになってしまいがちであり、実際の利用者である住民による「住民が主役」のリニューアルになっていないのではないかという疑問がありました。
これからは、住民が「自分たちの使いたい公園にしよう」という意思のもと、計画段階から整備後の維持・管理まで、自ら主体となり関ることができるような、公園リニューアルの仕組みづくりに取り組んでいきます。
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私の所属する委員会の年間活動テーマは、議員任期1年目~2年目が「人の集まる図書館に向けた改革」、議員任期3年目が「スポセン屋内プールの早期再開」、そして議員任期4年目となる今年が「住民参画による公園整備」と、思いを込めて活動ができるテーマであることをとてもありがたく感じます。
今年もしっかりと成果が残せるよう頑張っていきたいと思います。
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