「アユが棲める川づくり」に向けた上戸田川整備の勉強会

生活と環境]2016年1月12日(火)

本日は、NPO法人戸田の川を考える会主催の「上戸田川整備事業 川づくり勉強会」に参加しました。

 

戸田市を北から南に流れている上戸田川ですが、戸田駅辺りから北側部分は未整備で暗渠(あんきょ)になっており、例えばとだ自動車学校においては地下を流れています。

 

浸水対策や水質改善、憩いの場作りを目的とした上戸田川北側部分の整備計画をこれから策定していくにあたり、今回初めて、行政や市民、議員、企業の参加のもと、「アユが棲む川づくり」に向けた勉強会が開かれました。

 

私が感銘を受けたのは、主催者の方が説明された勉強会の趣旨なのですが、それは、

 

「お金を掛ければなんでもできるが、市の財政の範囲で行政と市民がうまく連携し、上戸田川の水質浄化を持続的に図れるしくみを模索していきたい。」

 

というものです。

 

ともすれば、市民団体と行政は「要望のやり取り」の関係に陥りがちなのですが、このように計画策定の段階から「一緒に考えていく」という取り組みは、まさに協働と呼ぶに相応しいものだと思います。

 

今後は年に2回程のペースで勉強会が開かれるとのことで、次回は、蕨市の担当課も参加されるとのことです。
上戸田川には、蕨市の下水管が通っていないお宅からの生活排水も流れ込んでおり、残念なことにその管理は行き届いているとは言えません。
この勉強会がきっかけとなり、蕨市の行政や市民の方々の環境に対する意識が向上されるのであれば、上戸田川の水質改善にとって大きな一歩となります。

 

2016-01-12 16.20.24

▲平成20年頃に整備された上戸田川です。今後これが北に伸びていきます。

 

 

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