市内小中学校の運動会において「組体操」が廃止されます
[教育, 安全と防災]2016年4月26日(火)
戸田市の小中学校の運動会や体育祭において、今年度から「組体操」に特化した取り組みが廃止され、代わりに「ダンス」などの団体演技が実施されます。
3月28日開催の戸田市教育委員会臨時会において報告がなされました。(昨日に議事録が公開)
他の運動種目に比べて、組体操の事故発生率や危険部位負傷率が異常に高いことはデータで示されており、エビデンスベーストの教育改革を進める戸田市教育委員会が、今回の「組体操廃止」の判断に至ったことは賢明であると考えます。
かねてから私は、組体操のなかでも特に危険性の高いピラミッドやタワーを実施しないよう、または実施するのであれば安全管理を徹底するよう、議会内外で教育委員会に求めてきました。
これに対し、「組体操には教育的意義がある」「組体操を楽しみにしている大人がいる」「学校や地域の判断に任せるべき」などのご意見があろうかと思いますが、私は、「組体操の危険性はそれらの議論の範疇を逸脱している」と考えています。
全国的に組体操の危険性が認識し始められているなか、今回の戸田市教育委員会の判断を受け、お子さんの身の安全が守られることに安堵される保護者の方も多いと思います。
◎教育委員会会議録及び資料【2016年】(戸田市公式サイト)
◎騎馬戦、組体操、クルマ ~ひとの命を守るために~(真木大輔公式ブログ)
◎組み体操、タワーは3段まで…大阪市教委歯止め(真木大輔公式ブログ)
◎平成26年6月定例会 一般質問 議事録(真木大輔公式サイト)
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