本日は、私が所属する蕨戸田衛生センター組合議会の行政視察でした。大変勉強になりました。
視察先の1つ目は、小型家電の売払い先のリサイクル業者です。
小型家電のリサイクル率が95%前後と優秀な、埼玉県神川町の業者に伺いました。
「小型家電をむしゃぶり尽くす」「廃棄物の地産地消・国内循環」というお言葉が印象的でした。
ちなみに、戸田市の小型家電回収ボックスは昨日から設置されました。1kg当たり5.4円でリサイクル業者に売払われ、業者はそれを金属やプラスチックの「大きさ」「色」「比重」「磁性」などで選別した後に、売却し利益を得ます。
視察先の2つ目は、蕨戸田衛生センターのゴミ焼却灰1500トンのうち1100トンのリサイクルを委託している、埼玉県寄居町の業者です。
1トン当たり3万円弱で焼却灰の処理を依頼し、業者はそれを人工砂にリサイクルし、それを建設業者等に1トン当たり1000円で売却しています。
リサイクルされた人工砂は、吸水性に優れるために道路資材やヒートアイランド対策資材として用いられたり、焼き尽くされているために栄養素が無いことから、雑草抑制のための砂として用いられています。
ごみの行く先を知ると、ごみを捨てる際の実感が湧きます。
今回は「小型家電」や「燃えるゴミ」の行く先でしたが、今後「プラスチック類ごみ」や「紙類ごみ」「布類ごみ」の行く先も視察したいと思いました。
普段何気なく捨てているごみですが、まだまだ可能性を秘めている分野だと思っています。